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カテゴリ:工作
模型用の2ストロークエンジンを分解してみると、こんな少数の部品、こんな単純な作りで、あれだけのパワーが出せることに驚かされる。燃料の気化、空気と混ぜて圧縮、着火を適切に行えば爆発し動力が取り出せるという原理がわかって、初期の試作機が作られてから、ここまで来るのにどれだけの改良が行われたかと思う。ヒトは、自分の発明を次の世代に残す手段である言語を持っているから、知識は世代を超えて残り改良を蓄積できる。
弦楽器の制作もそういう世代を超えた改良の蓄積によってここまで来たのだと思う。糸を弾けば音が出ることに気づいてから今日のチェロが完成されるまでの進化は、ある種の可燃物に火をつけると爆発することに気づいてから今日の自動車のエンジンができるまでの進化と同じような過程を経てきたのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.09.24 09:01:42
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