先週末はリーグワンのラグビーの試合がなく、jsportsでは30年以上昔のワールドカップラグビーの試合を放映していた。同じラグビーの試合でも、当時と今ではルールがかなり違い、以前はワイルドだったことを痛感する。これでは試合中に大怪我や死人が出ることもあっただろう。
現代の試合を観る習慣で録画した番組を30秒送って見ていた。ノックオンがあったりしてレフェリーが笛を吹いてスクラムを命ずると30秒飛ばす。ボールがタッチラインを割ったらラインアウトだから30秒飛ばす。スクラムだと30秒飛ばしてもまだ組み直しをやっていたりしてもう一度30秒飛ばすこともある。ところが、昔の試合だと飛ばすともうゲームが動いている。何度か失敗を繰り返してわかったのは、昔は笛が吹かれてからスクラムやラインアウトでゲームが再開するまでとても速かったということだ。逆に言うと現在のラグビーは観客を待たせる時間が非常に長い。スクラムやラインアウトの前に円陣を組んで相談するし、攻撃側がラインアウトに整列するときにタラタラと時間稼ぎをする。何かというとテレビマッチオフィシャルとかで延々とリプレイを見ている。昔のラグビーはそういう退屈な時間が短く、ずっとリアルタイムで見ていても不快で無い。
昔から野球や相撲を観るのが嫌いだったのは待ち時間が長すぎるのが不快だったからだ。相撲など、夜中の大相撲ダイジェストを見れば十分で、長々と仕切り直しを見せられる義理はない。野球だって、投手が投げるまでにどうしてあんなに時間をかけなければならないのか?ニュースによると大リーグでは投球までの時間が今年から制限されるようになったそうだが、当然のことで、導入が遅すぎたくらいだ。日本の野球でも導入すべきだろう。面白いゲームならどんなに長時間でも問題ない、と考えていたとすると非常に愚かだ。
現代はみんなそんなに待ってくれませんよ。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう