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プーシキン美術館に行った。
過去に一度、自力で行ったことがあるが、ロシア語がプアーだった私は間違えて「プーシキン博物館」のほうに行っちゃったんだな。 どうりで絵画が少なかったわけだ(笑) 今回はコドモと一緒。 トベルスカヤ通り(モスクワの銀座みたいなとこか)で寄り道してからトロリーバスで行ってきた。 昔のように、車窓を緊張しながら見ていなくても (降りる場所は「このへん」って、目で確認して乗ってたからね) 停留所や広告など、バスのアナウンスが聞いてて分かるんだわ。 あー、1年間で成長したものだ。 クレムリンの周囲には、ロシアローカルのテレビ中継車が何台か。 この週末、海外の要人が続々とプーチンに会いに来る。 警官の数もいつもより増えている気がする。 美術館に着き、カッサ(券売所)で料金を払う。 モスクワ(ロシア全体?)だと、美術館などの入場料に観光客向けの「外国人料金」が設定されている。 しかし、モスクワに住んでいる証明(身分証明書)を持っていれば、市民料金でオッケーなのだ。 コドモと二人で35ルーブル(約140円)。 外国人料金なら、その10倍はしたんじゃないだろうか。 ロシアの学校は昨日(4月1日)から学校が始まっているので、 「あら、何年生? 休みはいつまでなの? どこの学校に行ってるの?」 と、コドモはカッサのおばちゃんから質問攻め。 でも、おばちゃんパワーにひるむことなく、ちゃんと会話している。 ロシア語のロの字も知らずにモスクワに来たコドモも、確実に成長した。 プーシキン美術館は、海外の有名作品が多く収蔵されている。 ミケランジェロの彫刻類に始まり、マティス、ピカソ、ルノワール、カンディンスキー、シャガール…。 「出稼ぎ」で海外に出る収蔵品が多いのも、うなづける。 ロシアの美術館や博物館でいつも感心するのが、 作品そのもののだけでなく、作品を展示する室内とその調和の美しさだ。 味も素っ気もない日本の美術館、さらには百貨店催事場に美術作品を置くなんて、 貸主から見ればなんと配慮の欠けた行為だったことか。 「セキュリティが安全で、湿度調節がきちんとできればいい」と思ってた自分が恥ずかしい。 (昔、そーいう仕事もしてたんですね。実は) 各展示室の隅に座っているおばちゃん。 ただのバイトのおばちゃんではない。 立派な学芸員である。しかもものすごく博学。 聞くと、どんなことでもいやな顔せず教えてくれる。 日本の美術館や博物館にも、これぐらい学芸員が常駐していたらいいのに。 博物館学芸員として就職するのは、新卒の求人件数があるかないかの難関なんだけど、 受入れ側が肩書きやキャリアにこだわらずに若手学芸員を育成していけば、 いい意味で敷居が低くなって、美術館や博物館への認識や価値観が変わると思うんだけどなー。 2時間近く、コドモは飽きずに見ていました。 中でも、彫刻作品はことのほか丁寧に。 なんのことない、男性のシンボルをチェックしてたのだ。 「ついてる」「もげてる」「大きい」「小さい」「毛もある」 さらには、馬の銅像までチェック。 馬にもついていたらしいです、じゃなくて、ついてました、ハイ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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