悪夢である。
あれから、クラッシュを起こしたハードディスクは空でも飛ぶような轟音を発するようになり、通常の会話も妨げられるほどになった。そして。。。

ガツン！というような衝撃音の後プツリと回転を止めてしまった。ファイルだけを吸い上げようと悪戦苦闘の最中にである。事態は最悪な悪夢のような空気に変わり、昨夜のレスに対して「異音がしてたら危険信号だぞ！いつ死んでもおかしくねえぞ！」などと口走りながら次の打開策を思案していた。もはや、ファイルの抜き出しすら不可能である。ディスクが回転しないということは、人間で言えば心臓停止にあたる。これを生き返らせるにはもう移植しかない。ダメ元で決行。全く同じタイプの正常なディスクドライブから円盤部分だけを抜き出し、死んだほうのものと差し替えるといった荒業に挑む。カメラ並みに細かいネジをいくつも外していく。手が震えるような細かさだ。「このシールを剥がすと壊れます」という旨の注意書きに「うっせー！もう壊れてんだあよっ！」とか言いながら円盤中心の核なるナットを外す。そして最大の難関。ドライブ本体と基盤との分離である。ジリジリするような緊張感。。まっすぐ力をかけなければ接続のピンが曲がってしまう。よし！外れた。次は円盤の取り出しである。薄い結線フィルムにおののきながら何とかクリア。ふうぅ。。ため息をついて移植にかかる。

日付が変わり朝７時１０分。
移植済みのディスクを組みなおして、祈るように電源投入。

。。。。。。。。。。。。動きませんｗ　

それどころか警告音が断続的にディスク内部から聞こえる。大事に撮りためた写真のデータも、サイトに関する全てのパスワードも、全てのメールアカウントも、そしてデザインワークとして運用してきたアプリケーションソフト群も、すべて、さよーならー！と手を振って目前から消えていきました。

こんな悪夢はめったにねえぞ！ということでワナワナ震えるこの感覚を一晩堪能したのは、はいワタシですｗ


★今後のこと？そんなん考えたら眠れなくなるので、この重大なる真実はしばし放置です。今夜は放送だしｗ