『茉莉花の花開く』
チャン・ツィイーが3世代に生きる女性を演じる。1930年代の上海から始まる、3つの場面では一人の女性としてその時代を強く生きるが、恋にときめき、やがては終ってしまう恋、そして授かった命を尊ぶことを感情豊かに表現しながらそこには母親との関係。初代から2代目3代目そして4代目の幼少で終幕するが、それぞれの出会いや母親との別れ、祖母との関係を短編で作り上げる。その時代の時代背景なども興味深い、短編というのは慣れないせいか、もう少し観てみたいという物足りなさと気持ちを切り替えるのにややとまどい。茉莉花=モー・リー・ホワという中国名でそれぞれの時代の娘役を演じていく。世界的な女優のチャン・ツィイーだけれどそれぞれ印象的な映画だった、しっかり存在感のある女優という気がした。