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カテゴリ:映画日記
去年の8月に映画「風立ちぬ」を観た。
ジブリ映画ではファンタジーが多いので、この映画は趣が違う。 歴史上の人物堀越二郎氏。ゼロ戦の開発者である。 もう一人歴史上の人物堀辰雄氏。「風立ちぬ」という恋の物語の本の著者である。 この二人に敬意を込めてとエンドロールに流れる。 映画は、堀越二郎さんのゼロ戦の開発と、堀辰雄さんの婚約者で肺病で死んでいく 綾子さんとの恋物語を融合させたものである。 関東大震災のとき堀越二郎さんと菜穂子さんは列車で出会う。 日本は戦争に突入していく。 大変な時代の中で二人は愛を育み、そして最愛の人を失う。 同時にゼロ戦は戦地に発進して行くが1機も戻らない。 二郎さんは「一機も戻ってきません」と空を見て言う。 生きねば。恋人の分まで、兵士の分まで。泣いてしまう。 実際に堀越二郎氏は78歳まで生きられた。 (とてもいい映画だった。ただ私の中で主人公の声が最後までなじまなかった。) (この映画を最後に宮崎駿さんは現役を引退した。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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