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2018.12.12
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テーマ:思うこと(3069)
カテゴリ:思うこと
9月19日のことだった。
 朝、宅配便が来た。Amazonの荷物だ。ふだんからAmazonは頻繁に使っている。本を買うことが多いが、日用雑貨や食品、衣類もときどき買っている。
「なに頼んだっけ?」と思いつつ、サインをして受け取る。たいていは箱を開けて、「ああ、これか」と注文を思い出すことが多い。
 だが、その日は違った。
 出てきたのは、ノートパソコン用の冷却ファンと、小型の除湿機だ。注文していないし、そもそも自分には必要がない。あると嬉しいのは除湿機よりも加湿器だ。なお、代引きではない。
 配送業者が間違ったのか? 最初はそう思った。
 過去にも、一度だけそのようなことがあった。そのときはダンボールを開封して気づき、すぐに配送業者に電話をしてことなきを得た。
 ただ、今回は宛先も私の自宅となっている。住所も名前も間違っておらず、携帯電話の番号もある。どうも誤りではない。その一方で、送り主はAmazonとなっていて、それ以上のことはわからない。
 なんだ、これは?
◆カード不正利用か、誤発注!?
 品番をもとに商品を調べると、冷却ファンは2160円、小型除湿機は7200円程度するものだった。足して1万円弱。メーカーはともにまったく知らないところだ。高額ではないが、安いと言えるほどでもない。まったく必要ないものに、それだけのお金を払う気はもちろんない。
 そうなると、まず疑うのはクレジットカードの不正利用だ。どこかの業者が勝手に私のクレジットカード番号を使い、自分たちの商品を送りつけている可能性がある。あるいは、私のパソコン自体がなんらかのウィルスに感染して、遠隔操作をされているかもしれない。
 次に疑われるのは、自分の誤発注だ。誤ってカートのなかに商品を入れて注文してしまったのかもしれない。過去にも同じ本を2冊買ってしまったことが一度だけある。そのときは返品をしたので、手数料を抜いた分は戻ってきた。
 慌てて、Amazonの注文履歴を確認する。
 だが注文履歴には、いっさいそうした形跡はない。そもそも加湿器もノートパソコン用冷却ファンも必要ないから、そうした商品をチェックしたことはない。カートに入れることなどない。
 また、私はそもそもお酒があまり強くないので、記憶がなくなるまで飲むようなことはない。週に1回お酒を飲むかどうかという程度。なので、酩酊して誤発注することもない。
 となると、クレジットカードの不正利用か! と思って利用履歴をチェックすると、そこも異常なし。
 なんだこれは?
◆次々届く、ビミョーな商品
 海外でクレジットカードの不正利用があった場合は、数日遅れて記録されるのかも──なんて思いながら、それを放置すること約10日。
 また頼んでない荷物がAmazonから届いた。9月末のことだ。
 今度は、プラスチック製のゴミ箱3つ。30センチ四方の小さなもので、すべて同じ商品。小さいゴミ箱は、100円ショップの小さいものをひとつ使っていたのでそっちよりはいい。だけども、3つもいらない。
 今回もAmazonの注文履歴やクレジットカードの履歴を確認したが、まったく購入した形跡はない。
 この時期、私は仕事で多忙を極めていた。そんななかAmazonから届く商品の謎を調べる余裕はなく、とくに実害もない。商品を受け取るのが面倒なのと、届いた商品が物理的にちょっとしたスペースを専有するくらい。商品の処分をどうしようかなぁと思ってはいたが。
 そんなことを頭の片隅に置きながら、さらに4日後。また届いた。
 今度は、小型の映像プロジェクターだ。私の仕事的には、ちょっと嬉しい。最近プロジェクターが小型化して性能が良いという話も耳にしていた。が、開けてみると懐かしい赤と黄色のケーブルで接続する古いタイプのもの。いまどきHDMI接続できないって……。
 この商品の場合、メーカー名もわからないし、品番でググってもヒットしない。パッケージには「MINI PROJECTOR」とあるだけ。プロジェクターなのはわかるけど、どこのメーカーなのか。なんにせよ使えたものではない。
 それ以降も、頼んでない商品は届き続けた。週に1、2回のペースだ。さらに、同じ商品が届くことも複数回あった。さきほどのプロジェクターなどは、その後、色違いの同じ商品が来た。いらねーよ。ブラウンの安っぽい長財布もふたつ届いた。いらねーよ。トレーニング用の加圧インナーもふたつ。いら……いや、まだ着てないけど、ふたつあってもまぁいいかもしんない。でも、サイズがXとXLと、違うんだよなぁ。そこは一緒じゃないとダメでしょ。惜しい。
 そんな感じで、Amazonからの荷物は断続的に届いた。現在まで11回にも及んでいる。届いた商品を列挙すると以下のようになる。
・除湿機
・ノートパソコン用冷却ファン

© HARBOR BUSINESS Online 提供 届いたゴミ箱。便利ではあるが3つもいらない……
・ミニプロジェクター×2
・長財布×2
・折り畳み傘
・ゴミ箱3つ
・携帯用電池式ランタン2個セット(キャンプ系)
・加圧インナー×2(XとXL/トレーニング系)
・電気刺激腹筋ベルト(トレーニング系)
・電気刺激腹筋ベルト(上とは違う商品)
・ベビークレヨン12色セット(子供用)
・スマホフォルダー(自動車用)
・小型懐中電灯
 細かくは確認していないが、総額は2万円ほどではないだろうか。
 確実に使えそうなものは、ゴミ箱と折り畳み傘くらい。加圧インナーと腹筋ベルトは試してみてもいいけども。それにしても幼児用のクレヨンが届いたときには、絶句した。これをどうしろと。
 ただ、こうした出来事は11月6日を最後にぱったりと止まった。
 正直に言えば、9月からの約2ヶ月、週に1、2度のこの出来事はちょっとした楽しみになっていた。ネタが向こうからやってきたという職業的な喜びもあったが、開けるまでなにが入っているかわからないワクワク感があった。「次はなにかいいものが来るのではないか?」という期待があったからだ。結局、喜べるような商品は一度も入っていたことはないが、折り畳み傘は使えそう。
 ただ、もし「誤発送したから返品しろ」と言われて一悶着あるのは嫌だったので、いまだにすべて商品は使用していない。どう処分したものか。
◆一度だけ入ってた送り状。送り主は……!?
 それにしても、誰がなんのためにこのようなことをしているのか?
 早い段階でネットを調べてわかっていたのは、私以外にもこうした出来事に遭遇しているひとがそれなりにいることだった。その場合、すべてのケースでギフト発送だ。Amazonは、住所と名前がわかっていれば誰にでも送ることができる。お歳暮やお中元をAmazonで送る人も現在は少なくないだろう。
 知り合いへのギフトの場合は送り状も添えるものだが、私のところに来たものに送り状はなく、送り主はAmazon。誰が送っているのかわからない。
 だが、一度だけ送り状が入っていたこともある。そこにはこうあった。
贈り主 松谷創一郎:
ギフトをお楽しみください! 松谷創一郎
 俺自身かい! SFか!
 自分で自分に贈ったことになっている。なお、繰り返すがここまでAmazonやクレジットカードの不正利用の形跡はひとつも見られない。
◆Amazonカスタマーサービスで判明したこと
 そこで、やっと重い腰を上げてAmazonのカスタマーサービスに電話すると、いくつかの情報を得ることができた。
 まず、ハッキリしたことはわからないが、このようなケースはやはりギフト発送である可能性が高いようだ。代引きであれば送りつけ詐欺の可能性も考えられるが、商品を送っているだけなのでその可能性は低い。
 送り状の宛先については、Amazonのニックネームを私の名前にしているようだ。ニックネームは、誰でも簡単に変更することができるからだ。さすがに同姓同名は考えづらい。
 Amazonには、送り主の素性を教えてもらうことはできるかと訊いてみたが、それはできないとのことだった。個人情報の管理がその理由だが、送り主は私の個人情報を得ていてそれを勝手に利用しているわけで、解せないといえば解せない。ただ、Amazonの対応は仕方ないとも言える。相手が私の個人情報をAmazonで得た証拠はないし、Amazon側がそれを知る由もないからだ。
 問題は、匿名の発送を許すこのギフト発送の仕組みにある。相手が嫌いなものを意図的に送りつけるような嫌がらせも可能と言えば可能だ(確実に足がつくけど)。
 また、私のようなケースが他にもあるかと訊いてみたところ、やはりそれなりにあるという。そして、送りつけ詐欺などについても対策は講じているという。なお、非常に困るようなケースでは消費者生活センターを案内しているという。
 以上のように、Amazonに連絡してもギフト発送以外のはっきりしたことはわからなかった。
◆いったい誰が、何のために??
 ここからは推理だ。
 だれが、なんのためにこんなことをしているのか?
 まず、送り主については、早い段階でピンと来た。
 ゴミ箱が3つ届いたときのことだ。私は、過去に似たデザインのゴミ箱をAmazonで購入したことがある。使用済みペットボトルや缶などを入れるために3~4年前に2つ買った。ノンブランドで、デザインがやや似ている。その出店者が怪しい。彼らは、私の個人情報も得ている。ただ、ほかにもノンブランドの衣類を幾度も購入したことはあるので、確実とも言えない。
 なんのために? という点は、おそらく在庫処分だ。
 Amazonに出品している業者が、自分のところの商品をみずから買って、過去の購入者相手にギフト発送していると推測できる。一見メリットはないようだが、あるかもしれない。
 なぜなら、引き上げた商品を廃棄処分する必要がなくなるからだ。Amazonに商品を置き続けると保管料がかかり、そこから引き上げても廃棄費用がかかる。もちろん商品を自分で購入して見知らぬひとにあげているので利益は出ないし、販売手数料もかかる。ただ、それでも保管+廃棄コストよりも安く収まるということなのかもしれない。
 加えて、出店者にはどんなかたちであろうとそれは売上としてカウントされる。もしかすると、これによってAmazonとの契約におけるなんらかのメリットが発生するのかもしれない(出品者ランキングとか)。
 先方とすれば、「ただであげるから、もし使えそうなら使って。いらなければ勝手に処分してね(こっちは処分費用かからなくて助かるわ)」ということなのだろう。
 もちろん、不要な商品を送り続けられてきても、困ると言えば困る。とりあえず、古道具屋に持っていこうかとは思うが、HDMI接続もできないプロジェクターなどは古道具屋が引き取ってくれるか微妙だ(除湿機や冷却ファンは売れそうだけど)。それでも残ったものは捨てるしかないが、燃えないゴミの日は月に2回なので面倒ではある。
 とりあえず、いま教えている大学の学生にでもあげようかなと思うが、それでもクレヨンを欲しがるひとはいないだろうなぁ……。
<文/松谷創一郎>
まつたにそういちろう●1974年生まれ、広島市出身。商業誌からウェブメディア、社会学論文まで幅広く執筆。現在、『Nらじ』(NHKラジオ第1)にレギュラー出演中。著書に『ギャルと不思議ちゃん論』(2012年)、『SMAPはなぜ解散したのか』(2017年)、共著に『どこか〈問題化〉される若者たち』(2008年)、『文化社会学の視座』(2008年)等。社会情報学修士。武蔵大学非常勤講師。草野球選手(右投げ左打ち・外野手)
-HARBOR BUSINESS Online 2018/12/08 08:59 より一部抜粋-

不思議なことが起こるものだ
記事にあるような推測も有り得る
私には置く場所が無いので迷惑であるが・・。(処分するしかない)





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Last updated  2018.12.12 17:28:42
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