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カテゴリ:自然一般
法事で実家の鳥取へ帰省。
で、鳥取県境でもある中国山地を越えるとき、ちょっと脇道にそれて、山の中に入ってみた。 鳥取弁でスズコ。標準語では根曲がり竹、和名ではチシマザサ。 ウィキペディアで見たら、まさにこの鳥取が分布の南限になるらしいですな。 で、自分の背丈を超えるこのヤブに突入するのがまた大変。 普通に歩くことはまず無理。かき分けかき分け進むのだが、竹が密生しているので、靴の底が地面に付くことは無い。竹を踏み曲げて進むのだが、たまに弾力で跳ね返って顔にペシッとなると、これまた痛い。 身内ではスズコのヤブを泳ぐと言っている。 これがスズコ。 まだ少し時期が早かったが、少しは地表に顔を出していた。 ヤブを泳ぐこと30分。 買い物袋8分目くらいの収穫。なかなか立派なスズコである。 実家に持って帰って、皮をむき、灰汁抜きの為にしばし茹でる。 ただ、灰汁はタケノコほども強くはないので、米ぬかは使わず、ただ湯で茹でるのみ。 あんだけ採ったのに、こんだけに目減りしてしまう。 あとは、どう食っても良い。たけのこご飯にしてもいいし、そのままかじってもいいし。 灰汁抜きしただけのタケノコをそのまま食おうとは思わないのだが、こいつは違う。 そのまま食ってもじんわりと甘みがあって、これがまた旨いんだよな。 2年ぶりに訪れたスズコの山から頂いた、清く正しい春の恵みなのであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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