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テーマ:暮らしを楽しむ(388412)
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今日は又寒さが戻って来ちゃったペンシルベニア。
温度は5度まで落ちて、曇り空からは、もう直ぐ雨が落ちてくる。 でもでも、 春の勢いはそんなものじゃないはず。 雨が降ったら、又気持ちの良い春晴れが見られると・・・ 待っている。 こんなに温度さがあるこの土地だけど、春を待って、帰って来た渡り鳥たちが 森の中で歌を歌っているのが聞こえる。 昨日は、気持ちの良い夕方で、旦那と私は、バトルフィールドにドライブに出かけた。 綺麗な夕焼けに広いフィールドが綺麗だった。 旦那が急に車を止めて、”いた、いた”と嬉しそう。 見てみると、そこには、渡り鳥の中の一つである、ウッドコックと言う鳥が 春恒例の愛のダンスを披露していた。 このウッドコック、手のひらくらいの小さい鳥。 長いクチバシ。 一寸こっけいな、でも可愛い、愛嬌一杯の姿。 この鳥が、南から戻って直ぐに、 雌鳥に、”見てみて! 僕のこと好きになって!”そういうメッセージをこめて、 とっても素敵な愛のダンスを見せてくれる。 始めてみたのは、おととし。 余りの可愛いダンスに、私も息するのも忘れて、見入ったことを覚えている。 彼らは、ある程度の開けた場所を選び、そこを自分のダンスの場所と決める。 するとそこに毎年帰ってきて、同じ場所でダンスをするらしい。 その少し開けた地(平地)で、まずは、歌を歌う。 その歌も、ぴーぴーみたいな鳥らしい声では全くなく、 ♪ジージージージー♪ と低くて太い音を出す。 ミミズが出す音って知っていたら、それに近い音。 それか蝉が死んじゃうとき、余りの苦しさにジージー言っているときがある・・・ その音にも近いかも。 そんな奇妙な歌を、1-2分歌う。 全く動かないで、その平地の真ん中で、じっとして、ジージー ジージー って。 そして、急に、本当に急に、飛び立つ。 飛び立って、空で円を描きながら、猛烈な勢いで飛ぶ。 その時は歌は歌わない。。。でも猛烈な勢いで飛ぶために、羽から音がでる。 その音がまるで、雀のチュンチュンって言うような音が出る。 初め、彼が歌っているのかと思ったけれど、後からそれは羽の音だと教えてもらった。 ぐる~~~~~~っと大きな円を何回か描いて 素早く飛んだら、 又平地の真ん中に戻って、何事もなかったように、 ジージーと始める。 そして、又チュンチュンって音をさせながら、円を描く。。。 夕暮れからそのダンスは始まり、日没まで、踊り続ける。 彼らは、自分の場所に毎年戻って、そこで雌に気に入ってもらえるように、 自分の子孫を残せるように・・・・夢中で踊っている。 けれど、全ての鳥が雌を見つけられるわけではないそうで、 可愛そうな鳥は、一生歌い続け、踊り続けても・・・ 雌に出会えないと言う事も沢山あるそうだ。 この森の横にある山の中の一つに、毎年このウッドコックがダンスをしている場所がある。 旦那が発見し、毎年楽しみにしていたけど、今年はまだ彼の姿を見ていない。 どうぞ、彼が無事でありますように・・・・ そう祈らずにはいられない私たち。 ウッドコックは、アメリカ東海岸 ミシシッピー川東より上はメイン州まで、春のみ限定で見られます。 愛の踊りを見られる 私はラッキーだね。 寒い寒いって文句ばっかり言うのはやめようっと・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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