9項目の知事申し入れ
定例議会前にはいつも行っている知事申し入れを行いました。「子供医療費窓口無料化」について知事は「できるだけ早く実施できるよう市町村と相談している」と述べましたが「検討にはぜひ保護者や障がい者など当事者を入れてほしい」との要望には課長が「事務的な調整もあるので、市町村とやっている。当事者は難しい」との回答。また、「1レセプトあたり500円の手数料は廃止にしてほしい」と要望しましたが明言されませんでした。要望項目は以下の通り。1、福祉医療費の窓口無料化を早期に実施してください。その際、受給者負担はなしとしてください。また制度を見直す検討会には保護者や障がい者等の当事者の参加を保障してください。2、坂下病院など地域医療の崩壊が始まっています。地域医療を守るための支援を強めてください。また公立・民間問わず医師確保に全力をあげてください。3、産業廃棄物行政にあたっては住民と業者のトラブルが発生しています。県としては事業者の指導を強めてください。特に環境に配慮し、放射性廃棄物の受け入れはやめてください。4、異常気象に伴うりんごをはじめとする、農産物被害の実態把握につとめ、救済措置を充実してください。5、リニア中央新幹線の大井川の工事現場で、水漏れの可能性があるとの調査結果が報告されています。よって環境問題や残土処理などに慎重に取り組むようにしてください。6、オスプレイの墜落事故が発生しましたが、原因が明らかになっていないにもかかわらず、飛行訓練が再開されたことは極めて遺憾です。改めて国に対して県上空での飛行禁止を求めるとともに、配備の中止を求めてください。7、地域振興局への移行にあたっては、市町村や地域住民の要求をしっかりと反映させてください。8、県北部を中心として発生している大雪による農業被害の実態を調査し、14年災害時と同様に手厚い支援を実施してください。9、林業行政全般に広がっている不信を払しょくするよう努力してください