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カテゴリ:雑感
年初から相場は周りの雑音に左右されることがないような上昇になっています。日経平均だけの動きで見てみると年末には週足で一目均衡表の雲の上に顔を出し、そのまま、ここ1年の新値追いとなっています。欧州の個々の国における財政悪化や米国における医療や派兵などの問題、日本におけるJALの再生問題、世界的なデフレ問題等様々な問題を抱えながらも、株価指数の堅調さは皮肉なものだと感じざるを得ません。
皆さんの肌で感じる景況感はいかがでしょうか。バブル崩壊後、潜在成長率もクリアできたかどうかの瀕死の日本経済の中で、将来の不安を抱えたままの生活を送らなければならない状況は、景気を浮上させるものとは感じられないものだったと思います。個人的に感じたことを書いてみますと、正月は例年通り2日に初詣に行くのですが、それなりに人が集まる深川不動尊も今年は並ぶこともなくお参りすることができした(時間帯の問題もあったかもしれませんが)。また、その後に食事に向かうのでうが、そこもガラ~ンとしており、ゆったりとできたことが意外な感じだったと思います。会社に出社後、社員に聞いてみると、あまりそのような状況では無く、京都の有名な神社は3時間待ちであきらめたほどだそうなので、参考にはならないと思うほどですね。 今年は、4日から仕事始めのところも多かったと思います。暦の影響もあると思いますが、金融機関は暦通りに動いており、昨年末からは大発会、大納会も午前中で終るのではなく、午後も立ち合いがあることになっていますので、変ったものだと思います。官庁が休みに入る28日の午前中が大納会だった頃が懐かしく思われてなりません。商業にお勤めの方は年末一般仕事だと思われますので、「何を言っているのか」といわれるかもしれませんが、日本における正月を迎えるというイベントがなくなってしまい、知らない間に仕事が始まっているのが現状になっています。 海外ではクリスマスを確りと満喫しているように見えるのですが、いかがでしょう。その国の持ち味を残した生活をすることで、心も豊かになり、変革が起こるような気がしているのですが、考え方が甘いのでしょうか?「お盆」「正月」など、核家族化が進んできたとはいえ、古巣を思いおこすことで変化が起こることをこれからも期待したいですね。 今年の相場に関しては、解決する問題が多いことと、政局が参院選によってどう変わるのか、自民党がそのままの形で存続していけるのか、またはその必要があるのか。別の名前に代わり、自民党自体が変革して二大政党化に進むのか等、外交問題では新興国の台頭により先進国の独断では物事を決めていくことの難しさが起こり始めており、経済規模によるGDPのランクにも代わるため、何を、どこを優先するか、戦略が変わり始める年になりそうで、そのような中において、お金の流れも変わっていくことを前提に投資を考えていかなくてはならないと考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.01.10 11:21:37
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