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カテゴリ:相場感
株式投資をするうえで、企業の内容を良く知ることが重要な事は言うまでもないことですが、今回の震災において影響を受ける企業群や、半導体などの精密機器に関するもの、自動車関連の重要な部品等、様々な影響が出ていることがこれまでのニュース等で知ることが出来ています。想定していた以上に大変な状況になっていることも含めて個別企業のリスク管理体制を再考させられるところです。
このようなリスク回避をどのようにするのかが課題になりますが、工場等を分散することが効率化を妨げることにもつながり、収益性に問題が生じることになります。海外への供給も落ち込む中、代替商品は他の国に流れるものもあり、国内産業への影響はどれくらいのものになるか想定できません。産業構造の在り方を根底から考えなおすことも必要と考えられます。 原発の在り方についても賛否両論語られていますが、国の成長を支える必要性をどこに重点を置くのかが語られていないことのほうが問題だと思います。今回の被災地に対する復興の在り方を最優先で進めることは言うまでもないことですが、根本的にこの国の在り方を考え直す良い機会だという事も今の政府に必要ではないでしょうか。東京に主要な機能が集中してることの問題や、最近はあまり言われなくなりましたが、福島のように原発問題で収集をつけるのに時間を要する場合など、道州制の議論が再燃することも考えられるます。 この際ですからありとあらゆることを政党を超えて議論してほしいものです。 今週の相場は立ち会い日数4日でゴールデンウィーク前の週であり、休み明けには3月決算企業の決算発表がピークを迎えることもあり、動きにくい展開が予想されます。それもこれも今後の日本の景気の回復が問題で、国民の所得を含めリーマンショック以前に戻っていないことも考えておかなくてはなりません。増税となれば国内消費の減退が起こり、内需は東北地方の復興にしか求められない状況に陥りかねません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.04.24 12:48:59
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