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カテゴリ:本
![]() 湊かなえの第2弾。女子高生二人が、友達なのにお互いを知らず、自分勝手に相手のことを考えながら、距離を置いていく。でも、友達。遺書で始まり、遺書で終わる構成は、どんな暗い話かと思うが、二人の女子高生は、いろいろな思いを抱えながらも、明るく暮らしている。 夏休みのわずかな期間に、さまざまな出会いがあって、それらの出来事が徐々に結びついて、もう一人の友人や、病院の少年や、図書館の彼氏が、事件を形作っていく。 処女作の「告白」が秀逸なので、期待はずれとか、読む価値無しなどの評価もあるが、実際に呼んでみると、前作同様、途中でやめられなくなってしまい、一気に読了。ら抜きの表現など、現代の風潮もたくみに取り入れ、何より、誤字脱字がないのがいい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.28 20:12:37
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