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カテゴリ:読書
【内容情報】(「BOOK」データベースより) アヘンを制するものは支那を制す。中国人民の尊厳と国力を奪うアヘン密売の総元締めとして、満州における莫大な闇利権を一手に差配し、関東軍から国民党までの信を得た怪傑・里見甫。時代の狂気そのままの暴走を重ね、「阿片王」の名をほしいままにしたその生涯を克明に掘り起こし、「王道楽土」の最深部にうごめく闇紳士たちの欲望劇のなかに描き出す構想十年、著者の最高傑作。 【目次】(「BOOK」データベースより) 団子坂の怪人/異形の人脈/男装の麗人/魔都放浪/秘密工作/アヘンの国/不逞者/風雲の上海/孤高のA級戦犯/女人変転/家系図の迷路/石つぶて 佐野さんの取材力と筆力にはいつも脱帽だ。 里見甫のことはまったく知らなかったが、ぐいぐい引き込まれた。 僕の祖父は満鉄で職工として勤め、 父は満州生まれ(昭和20年)。 一度くらいは行ってみたいと言っている。 もちろんもう満州という国、場所はないけれど、どんなところだったのだろうか。 そして、今も里見甫のような男はいるのだろうか。 関わりたくはないけれど、そのデカさが今必要な気もする。
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Last updated
2013.02.22 22:47:22
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