わたしのブログ

　22日の米国株式市場では、NYダウは3日ぶりに反落し、ナスダック総合指数は3日続伸した。アメックスは貸出規模の低迷が嫌気され、通信大手ベライゾン?コミュニケーションズは安定収入源である携帯電話の長期契約顧客の純増数が一部の市場予想を下回ったことで売られ、ダウの足を引っ張った。

　NY円相場は対ドルで横ばい。円は対ユーロで3日続落した。NY原油先物相場は反発。NY金先物相場は続落。シカゴ日経平均先物（円建て）は9445円大証終値比25円高だった。

　G20財務相?中央銀行総裁会議は23日、輸出競争力を高めるために自国通貨を安くする「通貨安競争」の回避を明記した共同声明を採択して閉幕した。しかし、経常収支の不均衡是正の具体策の結論は、事前の予想通り、先送りした。具体策的な合意は何もない。結果、「通貨戦争」は止められないだろう。

　買い手掛かりが見当たらない。手仕舞い売りで相場がジリジリと安くなる展開をイメージする。本日の日経平均の想定レンジは9300円?9500円程度。円高基調定着が嫌気され、輸出関連株が相場の足を引っ張る見通しだ。

　外資系証券10社の寄り付き前の注文状況は、売り1510万株、買い990万株、差引き520万株の売り越しと観測。2営業日ぶりの売り越し。金額（10社）は、売り186億円、買い133億円だという。

　本日の外資系の特徴は、米国系証券は買い越し、欧州系証券は売り越しの会社が目立つ。セクター別では、売り：保険?機械?通信?電機?不動産?商社?サービス?電力?鉄鋼?自動車など。買い：食品?自動車?電力?電機?石油?瓦斯?化学?その他金融など。（編集担当：佐藤弘）

【関連記事】
今週の株式相場　最終的な底値形成に向け、カウントダウン開始
明日の注目材料／東芝機、日立ハイテクノロジーズ、タカラバイオなど
銘柄パトロール（3）：商船三井、川崎汽船、スギHD、しまむら、明星電など
銘柄パトロール（2）：NECキャピ、タツタ線、長谷工、テラ、三井不など
銘柄パトロール（1）：トヨタ、三井住友、JFE、オリックス、スカイマークなど


引用元:Perfect World rmt