713547 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

阪神タイガース  われら猛虎党






球児2世に指名だ鶴直人、直球勝負ズバッ!超一級品の素質!

 南国にツルが飛翔-。阪神の鶴直人投手(20)=写真=がフェニックスリーグ・日本ハム戦(清武)で3回無失点。被安打ゼロの内容に平田勝男二軍監督(48)は「球児のような投手にしたい」。鳴尾浜で秋季練習が始まり岡田彰布監督(49)が若手の成長を促したばかり。近大付から入団2年目。ついにブレークの予感だ。


 宮崎でツルが羽ばたいた。平田二軍監督の表情が思わず緩む。超一級品の素質を認め、2年目の右腕を「球児2世」に指名した。

 「無駄な四球はないし、簡単にカウントを取ることもできる。投げるたびに成長しているよ。もともと非凡なセンスを持っているけどな。鶴は球児のような投手にしたいし、なってほしいという願望がある」

 日に日に輝きを増す若トラへの思いが、熱い言葉になって表れた。潜在能力は球児に匹敵する-。快投を見せた20歳に贈る最高の賛辞だった。

 それほどインパクトがあった。日本ハム戦の五回から2番手で登板し、3回を無安打無失点。MAXは143キロで三振は2。凄みはないが、それでも打者9人で片づけた。圧巻は七回。「真っすぐだけで勝負せい!!」。将の言葉に応えた。

 一軍クラスの金子洋に直球で挑み、カウント1-1からの3球目、内角速球で左飛に仕留めた。この回に投じた7球はストレートのみ。球児の代名詞ともいえる「直球勝負」を体現。フェニックスリーグの「優勝」に貢献した。

 「もっと空振りが取れるようなキレを出せるようにしていきたい。それが課題。もっと走り込んで、もっと投げ込まないとですね」

 近大付時代は大阪桐蔭・辻内(現巨人)らと「ナニワの四天王」を形成。岡田監督はあえて鶴を指名するなど、期待は高かった。右ひじ故障でリハビリ期間が長く続いたが18日の湘南戦(西都)ではプロ最長の4回を無失点。同級生の若竹はすでに一軍マウンドを経験している。次はボクの番-。もう不安はない。

 「今は100球くらい投げるスタミナはある。いきなり久保田みたいにはできないから、無理はせずに、徐々に増やしていくことになるけどな」

 二軍の指揮官の頭には育成プランがある。鳴尾浜では秋季練習が始まり、岡田監督が若手の台頭を望み、「地獄の秋」を予告したばかり。鶴は、そんな将の言葉を知らない。しかし奇しくも「走り込み」と「投げこみ」というフレーズを使った。まさに、“あうんの呼吸”だ。

 「(安芸での秋季)キャンプにも行かせたい」と平田二軍監督は続けた。一軍への扉が開けた。球児の背中を追う若者の飛翔。華麗に飛び立つ鶴の姿が間もなく拝める。


■鶴直人(つる・なおと)
 ★生まれ&サイズ 1987年(昭和62年)4月25日、寝屋川市生まれ、20歳。1メートル80、75キロ、右投げ右打ち。血液型A。靴のサイズ27.5センチ。背筋力290キロは阪神でも上位級。50メートル走6秒0。遠投120メートル
 ★球歴 幼稚園年長から「貝塚スポーツ少年団東地区」で野球を始め、小6から投手。貝塚第5中では「忠岡ボーイズ」で2年時に全国大会準V。近大付高では1年夏からベンチ入りし、2年夏からエース。甲子園出場なし。06年高校生D1巡目指名で阪神入団。同期生は若竹と大和。先晩号「46」で年俸840万円
 ★球種 MAX151キロのストレートにカーブ、スライダー、フォーク
 ★バレー一家 父・徹朗さんは大商大、松下電器とバレーボールで活躍し、ユニチカでコーチ。母・みゆきさんは松下電器、兄・正樹さんは大阪経法大で、それぞれバレー部に所属。「父は野球も好きで僕には野球をやらせたかったみたい」
 ★ライバル 高校時代は大阪桐蔭高の辻内(現巨人)、平田(現中日)、履正社の岡田(現オリックス)らと「ナニワの四天王」と呼ばれた
 ★デビュー戦 昨季は右ひじのリハビリで登板機会なし。今年は7月12日のサーパス戦(北神戸)で初先発して、1回1安打無失点。今季の登板はこの1試合だけ
 ★好物 焼き肉、すし、和風なら何でもOK
 ★趣味 DVD鑑賞と音楽。洋楽とレゲエがお気に入り。休日は買い物に時間を割く。最近はゴルフに興味があり、コンペにも燃えている



やっぱり鉄人や!鳥谷、骨折を負っても秋季キャンプ参加!

鉄人ぶりを発揮したまま鳥谷は、そのまま安芸に向かう
 やっぱり鉄人だった!! 阪神の鳥谷敬内野手(26)が23日、秋季練習に参加。前日の検査で肋骨骨折を負っていたことが判明したが、「普通に練習できる」と高知・安芸での秋季キャンプ参加が決定した。対照的に右肩痛が再発した林威助外野手(28)は不参加となった。


 オレはやれる。指揮官の熱いまなざしを背中に感じながら、バットを振り、白球を追った。手負いの状態で不本意な終幕を迎えた鳥谷が安芸での再始動に意気込んだ。

 「秋季キャンプも行くし、普通に練習しますよ。きょう(23日)も動けたんでね。治りかけているのが(X線写真に)写ったみたいです」

 9日ぶりにユニホームに袖を通した若き鉄人の表情は晴れやかだった。秋季練習開始を前に、心のつっかえが取れていた。

 22日、尼崎市内の病院でシーズン終盤に死球を受けた右脇腹を再検査。当初は「右側胸部打撲」の診断だったが、「右第9肋骨骨折」だったことが判明した。連続フルイニング出場を398試合であきらめ、CSに向けて治療優先の別メニュー調整を行った。それでも痛みが引かず、最後までフルスイングできなかった。

 「秋季キャンプで練習制限はできん。遊びに行くのではないからな」と岡田監督は厳しい参加基準を設定。鳥谷はそのボーダーライン上にいたが、「きょうも普通にできてたからな」と帯同メンバーに名前を加えた。

 「まったく痛みがないわけじゃないけど、普通にできますからね」

 首脳陣が予言する地獄のキャンプで、頑丈さを証明した背番号1が出直しを図る。


★林は参加見送り

 CS直前に右肩痛が再発した林はキャンプ参加を見送ることになった。秋季練習初日は全体アップには合流したが、キャッチボールが始まると室内で別メニュー。「いろいろやることがあるんで…」と言葉少なに引きあげた。

 岡田監督は「無理はできないんじゃないかな」と“キャンプ戦力外”を通告し、治療を優先させる方針だ。CSで左ひざを痛めた桜井とともに、左右の若き大砲は残留調整になる。

矢野「四十の手習い」、星野ジャパンでガリ勉になる!

若手に交ざってノックを受ける矢野。元気いっぱいだ
 ジャパンから学ぶ!! 北京五輪を目指す日本代表最終候補メンバーに入った阪神の矢野輝弘捕手(38)が23日、秋季練習に参加した。12月のアジア予選(台湾)を前に「いいものを吸収していきたい」と意気込みを語った。


 若い顔ぶれの中に、ベテラン勢で唯一参加した背番号39の存在感が際立った。矢野がキャッチボールや室内での打撃練習など元気一杯に汗を流した。

 「いつもこの時期はウエート。打ったり投げたりあまりしていなかったから。今年みたいに良くなかった年にやるのは、いいことことかもね」

 予選後の12月6日に39歳となるが「今季は自分もチームもうまいこといかなかった。全日本で勉強になることはたくさんある」とキッパリ。自身初代表への意欲は強い。

 「予選は特にプレッシャーだろうし。俺以外はWBCなど経験している選手が多いから、宮本(ヤクルト)とか色々な人に聞きながらね。最年長だし、出来ることを探していきたい」

 さらに、「あれだけエエ選手ばかり。どんな練習をしているか、練習後のこと、気の持ち方、投手にどんなアドバイスするか…打者から投手からいいものを吸収したい。プラスになることを見つけていきたい」と経験を財産に、チームへの伝道師となる心意気だ。

 「39歳の“新人”だからね。緊張するわ」

 29日から神戸で始まる代表の合同自主トレでは自宅に帰らず宿舎に泊まる。不惑の来季。「四十の手習い」から矢野のシーズンが始まる。




【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007年10月24日 17時20分05秒
コメント(1) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X