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阪神タイガース  われら猛虎党





虎・鳥谷、先制二塁打「主導権握りたいと」

 (セ・リーグ、阪神1-0ヤクルト、5回戦、阪神3勝2敗、20日、甲子園)攻める姿勢が体を前に突き動かした。一回一死一塁。強いライナーが、ワンバウンドし、右翼フェンスで跳ね返ると、バレンティンが打球の処理に手間取る。鳥谷は、勢いよく二塁を蹴ったが、三塁で惜しくもタッチアウト。しかし、スコアボードに入った「1」をチーム一丸で守りきった。

 「先につなげる気持ちだった。きのうの勝ちもあったし、流れをこっちのものにして、主導権を握りたいと試合前から考えていた」

 キャプテンは、冷静に振り返った。前夜は、延長十二回、福留のサヨナラ満塁本塁打で劇的勝利。これをチーム浮上のきっかけにしたい。六回まで無安打投球を続ける小嶋を守備でもバックアップ。「せっかくだからノーヒットノーランしてほしかった」。6度の遊ゴロを確実にさばき、守りでももりたてた。

 和田監督は「非常にいい形で大和が走って、トリがホームまでかえってこれるような打球を飛ばしてくれた。チームをどんどん引っ張っていってくれれば」と、鳥谷をたたえた。

 この日の試合前練習は前夜の4時間38分の激闘による疲れを配慮して30分短縮されたが、ティー打撃の時には、体のバランスを整えるために右打席に立った。実は、その右打者・鳥谷が、周囲を驚かせたことがある。

 例年1月に自主トレをともにする井口(ロッテ)は「トリの右はすごい。あの力感はハンパじゃない。見たらきっとビックリするよ。左打ちなのがもったいないと思うくらい」と明かす。ロングティーでは清田(ロッテ)、竹原(オリックス)ら“本職の右打者”をしのぐ飛距離。その野球センスに仲間は目を丸くした。

 前日19日はスタメン野手で唯一ノーヒットで打率は2割台前半。「そういうことは一切気にしない。1年間戦っての個人成績。場面、場面に応じたバッティングをすることだけを考えている」。今は好調な4番・マートンへつなぐことを意識している。

 「あした(21日)も勝ったら4連勝。(23日から)9連戦もあるし、いい形でやっていきたい」

 ヒーロー左腕と並んだお立ち台。巨人追撃へ、打の中心となるのは背番号「1」だ。
(山田 結軌)





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Last updated  2013年04月21日 17時11分20秒
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