MORITA in Cyberland

期待以上の大当たり、でした。
正直、私にとっては、レジデンツより、こっちの方が、
よっぽど心をくすぐられました。

２階は、ミュンヘンの街のミニチュアと、街の開発計画の紹介。
３階は、人形劇の人形と舞台、遊園地の遊具など。
４階は行った時には展示が無く、５階は楽器の展示。
地下１階に、街にある彫刻のオリジナルなど。
そして、１階にはレストランと、蚤の市ショップ。

煌びやかで豪奢な「権力者の美術」と違い、
こういう血の通った温かい作品は、
見ていてほっとします。

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街のミニチュアはこちら。

　

あわせて、ミュンヘンの歴史と計画、
昔と今が様々な資料で説明されています。

旧市街って堀で囲まれていたんだとか、
だいぶミュンヘンの街も分かってきているので、
見ていて楽しい。

バイエリッシャー・ミュージアムにも、
同じようなミニチュアがありましたし、
こういうのって、結構作りたくなるものなんですね、きっと。

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今回のお話のメインは、人形劇の人形たちです。


入口に向かう階段からして、ネオンが施され、
ポスターが貼られ、雰囲気十分。

そして、中に入ると、そこは人形たちのパラダイス。


ズラッと並んだ、首。
その個性的なことと言ったら！


再現された工房を見て、なるほど、ピノキオは
こんなところで生まれたのだね、と感心。


これは人形劇の舞台装置ですね。
ちょっと紙芝居風でもあります。

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参考映像として、ボタンを押すと、ビデオ上映
されるのですが、えっと、長い。分からない。

ビデオの中で、子供たちが大喜びしているだけに、
なんだか、自信（なんてもとよりないですけど）喪失です。

てか、この筋立て、面白いのか…？

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見て理解する限り「街にワニが出てきて、
喧嘩してた主人公の友達を食べてしまい、
主人公がワニから友達を助け出して仲直り」
という筋？

それにしても、ワニは登場してから、
ずっと舞台上でダラダラしてるし
（ある意味リアルですけど）、
主人公はワニを気にせず喋るし、
友達はワニに気付いてないし。

ううむ。
言葉が分からないと、笑いどころが分からん。

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それにしても、本当に様々な人形があるものです。
彼らを主人公に、どんな物語が演じられたのやら。


こちらは影絵芝居ですね。
これだけでも十分に物語性が感じられます。


えっと、いや、だから、どういう芝居が演じられたのか、と。
どう見ても、超宇宙人なんですけど。
…スターウォーズ？



そして、これも、どうやら人形らしい。
渋い、というか、前衛的過ぎです。
左のは、透明人間だとしても、なんだこの幾何学性は？

昔、声優の林原めぐみさんが、
「三角形の声をやって」
と言われて、きちんとこなされていましたが…。

これにどんな声で、どんなセリフをあてろ、と？


こちらは、『からくりサーカス』（by藤田先生）に出てきそうな、楽器系人形。


これは、むしろジブリかなぁ…？
だから、どういう芝居なのか、と。
これが、わらわら舞台に出てきたら、子供泣きますってば。


左の写真は、普通に見えますが、おかしな色彩センス。
奥の生物は、頭二つですし。

右の写真の一番左は、屋外彫刻とかにありそうですし。
『ベルセルク』（by三浦先生）…？


幾何学性なら、これらも負けていません。

ロボットの子供みたいな左の写真。
針金彫刻そのものの真ん中の写真。
右の写真は、ミロの作品から飛び出したとしか思えません。

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エキゾチックコーナーに、バリの影絵とかと並んで、
文楽人形があったことも付け加えておきましょう。




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キャラクター系のものも、もちろんあります。


テレビ番組のキャラクターだったみたいですね。

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そして、今回、一番大受けしたのは、これ。


表情豊かにも程があります。

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ついでに、この写真も。


悪魔たちもなかなか、味のある顔をしています。

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遊園地コーナーは、観覧車の模型や、メリーゴーランドの乗り物などが置かれています。


キングコングには…いや、なんだか、この素朴さがいとおしい。

先程の人形劇も、こういったフェスティバルの中で
演じられたのでしょう。

今回、オクトーバーフェストを見て、
「移動遊園地」というものが、少し分かった気がします。

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さて、正直に告白すると、私は怖いのが苦手です。

肝試しとか「オレを試すな」って思ってますし、
遊園地で、ジェットコースターには乗っても、
ホラーハウスは、なかったことにしています。

えっと、つまり、何の話かと言いますと、この遊園地コーナーで、
囲いになっている一角があったのですが、はい、怖くて、
入口までしか行けず、中をちゃんと確認できませんでした。

えー。だって、なんか、蝋人形で生首っぽいのとか置いてたし。
多分、見ずに正解だったと信じています。

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　⇒ ミュンヘン市民ミュージアム[後編] <楽器編> へ続く！

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常設展

＠ミュンヘン市民ミュージアム
[Munchner stadtmuseum]

http://www.stadtmuseum-online.de/

会期：-----
作者：-----

★★★★☆

(Munchnerの「u」はウムラウト。)