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2022年03月20日
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カテゴリ:病院
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​おはようございます


昨日は人間の進化の歴史と、脳の進化が時代の進化に追いついていないと言う話をしました



今日は集中力とやる気を起こす脳の働きについて解説します



現代ではスマホによって何かと一つのことに集中することが難しくなっているので、集中力がないと自覚のある方や悩んでいる方は是非集中力とやる気のメカニズムを学んで行ってください


モチベーションについて 
0.根性論ではありません
1.やる気は「気分」ではない
2.​​​​​​​気分の正体
3.進化の歴史
4.集中力とやる気
5.モチベーションを意識的に操る方法​



1.集中力とは


あなたは集中力はある方ですか?それとも集中力は無い方ですか?




スポーツにおいても勉強においても仕事においてもこの集中力は私たちのあらゆる分野でのパフォーマンスを上げるのに役立つ能力です



あなたの周り日にいる仕事が出来る人もスポーツが出来る人も、優秀と呼ばれる人はこの「集中力のある人」が多いのではないでしょうか



集中力とは「辞書的には一つの事柄に注意を集中して物事に取り込む能力」のことを言います



一つの事柄に集中すると言う事は、脳内に入ってくる数多くの情報の中から不要なものを削除していく、雑音をかき消していくという作業です



そのため集中力のある人と言うのは周りが騒がしくても、今自分がやるべきことだけに集中できますし、他の誘惑があったとしてもわき目も振らずに行動できます



逆に集中力のない人と言うのはこの数多く入ってくる情報や誘惑に対して、次から次へと気移りしてしまう状態を言います



例えば部屋の片づけをしているときに、昔の日記や漫画が出てきて、その誘惑に負けて本来やるべき片づけを放り出してそれらを読んでしまったり




はたまた仕事中に書いてしまわないといけない文書を作成していたのに、電話対応で別の依頼が来て、文書を書きながらも電話の内容が気になってしまって作成までに時間がかかったりする状況です



脳内には絶えず情報が入ってくるので(例えば部屋が暑いとか寒い、キーボードを打つのに右手と左手をどこにおいておいたら良いか、喉が渇いた、今日の友達との約束は何時だったか、明日のプレゼンの資料は見直したかどうか等)



集中力の正体とは一つの物事にのめり込む力と言うよりも、他の雑念を消していく力に他なりません



2.集中力とやる気の関係性


集中力とやる気には共通点があります



それは報酬系が関わっていると言う点です



報酬の一つであるドーパミンはやる気と共に集中力にもかかわっています



「楽しい」「つまらない」を脳が判断すると、楽しいものに報酬を出して人間にその行動を取るように仕向けてくる、これが「やる気」の正体です



その行動をすると楽しかったり心地よかったりポジティブな感情を抱いて、行動を起こすためのやる気が出てきてモチベーションが上がります



その一連の流れの中で、数あるやるべきことの中から「楽しい」ことを選ぶと言う事はそれ以外の「つまらない」選択肢を排除することにもなります



その結果報酬が出されることでやるべきことが絞られて集中力も高まります



やる気は物事を始める時のスタートモチベーションに、集中力はその行動を続けるための持続モチベーションに関与します



さらに集中力に関してはこの報酬系だけではなく、視床や前頭葉も関わってきます



視床とは脳が集めた数多くの情報が一点に集まる脳の中継地点です



視床が意識のフィルター機能としての役割を果たし、情報の取捨選択をし雑音をかき消してくれるので集中力も上がります



前頭葉は脳の司令塔としての役割を担っており、特段力やフィジカル面が優れている訳ではない人間が世界中の生き物たちの頂点に立ち、人間らしく考えたり判断したりできるのはこの前頭葉が他の動物よりも発達しているからに他ならない



前頭葉抽象的思考や論理的思考、数学的思考や認知機能などを司っている


この前頭葉のおかげで私たちはその場限りの思考だけではなくて長期的な計画を立てられたり、将来のために考えて行動をすることも出来る



さらに前頭葉では先ほど言った脳内に溢れるおびただしい数の情報で脳が混乱する状態を鎮静し、落ち着かせる力も秘めている



さらに視床と同様にフィルターとして雑音を取り除き集中力を高める機能も有しています



3.やる気を引き出し、集中力を高める方法


やる気と集中力に共通しているのは先ほど言った報酬系で、とくにそのうちのドーパミンが関連しています



そのためこのドーパミンを放出することが出来れば、やる気を引き出して集中力を高めることが出来ます



ドーパミンを引き出すためには大きく分けて三つの方法があります



まず1つ目は報酬系を刺激することです



生存する、子孫を残す、社会活動を通して他社よりも上に立とうとすることが報酬系を刺激しやすい事は前回の歴史の話で説明したところです



そのため、これらに関することであればドーパミンは放出されやすく、集中力も高まります



あなたの興味があったりやらないといけないことにこれらの人間の本来持っている欲求を絡めることが出来ればやる気を出すこともモチベーションを上げることも簡単です



例えば英会話を学びたいと思っている人であれば、それが出世に直結する状況であればドーパミンは出やすいですし、あなたのタイプの女性や男性が講師をしている英会話教室であれば行動しやすいですし、集中力も高まるので結果的に覚えも早くなります



2つめは環境を整えること


集中力が上がらない理由はやるべきことがたくさんあってその中から取捨選択をしないといけないからです



つまり選択肢が多いから私たちは悩み、結果あれこれ手を出したり、何かをしながら常に頭の中に他の選択肢もある状態なので集中が出来ません



そのため何かしたい事やするべきことがある時はそれ以外の選択肢を遠ざけることが重要です



例えば人間の報酬系をあらゆる角度から刺激してこようとする脳にとってかなり魅力的なスマホを視界に入らいないようにすることは、現代においては集中力を上げるための環境を整えるかなり有効な手段です



そして逆説的かもしれませんが、報酬系を司る側坐核は行動を実際に始めてしまえば5分程度で内容に関わらず報酬を出し始めると言う事も分かっています



つまりやる気が出てから始めるのではなく、実際に始めるうちにやる気が出てくると言う事です



そのためにも他の誘惑となる選択肢を遠ざけて、実際にそれしかやることがない状況を作った上でやる気はなくてもとりあえずやってみると言う事もドーパミンを出すうえで重要です




3つ目は運動をすることです


集中力が切れてきたときの集中力を取り戻すためのポイントとしてもそうですし、最初から持っている集中力のキャパシティを広げるうえでも運動はとても重要です



運動をすることで脳の血流が増えて脳が活性化します



また運動は生存確率を上げる上で重要な行為なので脳は運動をするとドーパミンを分泌して、気分がリフレッシュしたり体が疲れていても心地よい疲労感を感じたりと報酬系を刺激する行為です



そのため疲れてきた、集中力が落ちてきたと感じる時には軽く散歩でもして体を動かすことで脳をリフレッシュできます


さらに運動は体に負荷をかける行為なので、脳が危機的状態だと理解して集中力も高めてくれます



また集中力を高めたり、集中力の総量を増やしたければ定期的に運動することで鍛えることが出来ます



目安としては一回の運動で30分以上、強度としては30代で心拍数が130程度になるような運動(ランニング程度の強度)を継続的に行うことでより効果があります



また運動を朝行うと、運動後は集中力が高まるのでより日中の時間帯に集中力を高く仕事や勉強に臨むことが出来ます



あまり運動の強度が高すぎると、逆に脳への血流が減って集中力が一時的には低下することになるので(長期的には鍛えられる)、集中力を鍛えたいのか、それとも回復させたいのかによって運動の強度も変えていく必要があります




なにより運動には集中力の他にもストレス耐性を上げたり、細胞を新生させて老化を予防したり、記憶力や思考のスピードを上げたりと様々の効果があるので、是非定期的な運動は取り入れてもらうのが良いと思います




*まとめ*


集中力とは一つのことに取り組むために、数ある情報の中から他の事柄を排除する力のことをいう



集中力はスポーツ、勉強、仕事のあらゆる場面のおいてパフォーマンスを左右する大事な能力
​​​​


集中力は行動し始めてから発揮するもので、やる気は行動に移すまでの段階で発揮するもの



やる気を引き出して行動に移すことにも、やり始めてから一つの物事に集中させるのにも報酬系が関わっている


集中力にはさらに視床や前頭葉の働きも関わっており、数ある情報の中からどれが重要か、意義のあることはどれかを判断して重要と思った事柄に報酬を出して集中力を高める



やる気を引き出すためにはやりたいことに報酬系が発生しやすい状況を絡めるとやる気が起こりやすい



報酬系を反応させるためには生存に関することや子孫を残すこと、また社会と繋がりその中で競争していくことで反応する




また環境面では行動している最中にも他に脳が反応しそうな情報を少なくすることが重要(スマホを目に見えない所に遠ざけておく等)



集中力が減ってきたと感じたら軽く散歩したり体を動かすことで脳の血流が改善されて集中力も改善される



定期的に運動を習慣化している人は最初の集中力のゲージが大きくなって、より長い時間集中できるようになる


運動の目安としては最低30分間は定期的に運動をして、強度としては30代で心拍数を130くらいまで上げることを目安に行うと良い​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​





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最終更新日  2022年03月20日 13時47分35秒
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