|
テーマ:お勧めの本(7271)
カテゴリ:カテゴリ未分類
タイムスリップ・コンビナートを読みました
それで二百回忌もよんじゃった。 笙野頼子さんの作品は・・・読むのにちょっと気合いがいります 難しいとかではなくて、感覚をあわせていかないと乗り遅れそうな、乗っていかないとわかんなくなる感じなので・・・気合いがいります。 某所でおすすめされたように二百回忌のほうがタイムスリップより読みやすかったです。 二百回忌は、ある旧家でもようされた二百回忌のはなし。昔から二百回忌は蘇りがあらわれるとおもってた主人公。実はよそでは蘇りなんてないとそのうち気がつきます。 で、大人になって、家族とも疎遠になりましたが、本家での二百回忌の案内が来ます。彼女は深紅の喪服をきて出かけるのでした。 なんか好き勝手にすすむお蔭参りのような世界、深紅の喪服に身代をつぶす勢いの法事。蘇る山ほどの“逝ってしまった人たち”・・・・でも、なんかね・・・よくわかんない面白さがあります。 タイムスリップはやっぱり某所で書かれた「マグロ」とつきあっている・・・ってとこで違う世界に落とされる。木更津キャッツアイのワールドシリーズを録画で見た後のせいか、マグロの着ぐるみをきた橋本じゅんさんがイメージされてしまった。が、この本はそんなに甘くない・・・どんどん笙野さんのわけのわからん世界に引きずり込まれる。 下手に地に脚をつけないが賢いという気がします。この際、この世界に一気にいったほうがいい・・・で、下手な脳トレよりずっと脳トレになりそうです。この本。 笙野頼子氏って野間文芸新人賞、三島由紀夫賞、芥川賞を受賞したことで「三冠王」ともよばれているのですね。しらんかった。 野間・・はわかんないけど 芥川とか三島って・・・なんかやばいですよね 芥川って胃潰瘍・神経衰弱・不眠症で服毒自殺のひとだし、三島って・・・ナルシスト、マザコン、で割腹自殺でしょう?う~~~~ん。麦子は詳しくないけどどんな作品に与えられる文学賞なんだ? 『幽界森娘異聞』で第29回泉鏡花文学賞 つぎはこっちを読みたいかも。 気合いがある時これに挑戦かな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|