盤上の敵・・・北村薫
北村薫さんの盤上の敵を読みました。ミステリィフェアとかで平積みになっているので衝動買いでした。盤上の敵内容紹介(講談社BOOKSより)敵は籠城殺人犯 妻の命を賭けた戦い!息づまる駆引と、驚倒の結末! 読者をも操る北村マジックの冴え。我が家に猟銃を持った殺人犯が立てこもり、妻・友貴子が人質にされた。警察とワイドショーのカメラに包囲され、「公然の密室」と化したマイホーム!末永純一は妻を無事に救出するため、警察を出し抜き犯人と交渉を始める。はたして純一は犯人に王手(チェックメイト)をかけることができるのか? 誰もが驚く北村マジック!!“師匠と私”や“覆面作家”“時と人”のシリーズのつもりで読むと・・・ちょっとだけショックを受けます。はい読後感が良くないのです北村薫らしい心地よさはありません。どう考えてもありません。でもね・・・面白いです全体に白くもやのかかったような戸惑うような回想シーンの挿入主人公である純一の憑かれたような行動スピートと静止の不思議なコンビネーションそしてチェックメイト・・・なるか?!詳細は避けます・・ミステリィですからでもね、やっぱり北村薫はすごい!と思いました。