636458 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

かりん御殿

かりん御殿

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Freepage List

Headline News

July 13, 2004
XML
主題の「英語の前に第二外国語」にたどりつくまで
長~い駄文がありますので、お急ぎの方は
かなり下方にある☆☆☆印まで、飛ばして下さい。

さて、実は、私は、今、アラビア語を勉強している。
以前から、ず~っと学びかった言語だが
いかにも難しそうなので敬遠していたところ、つい最近、書店の
「オーディオ本(CD+本)二冊買ったら一冊おまけ!」
というセールにつられて、教材を買ってしまい
めでたく?学習開始の運びとなったのである。

.....が....、ほんっと、もう、メチャ難しい。
日記にでも書いて宣言しないと、やめちゃいそうな難しさ。

何が難しいか....と言うと。
もう、全て....。

まず、発音。
不可能じゃないが、聞くのも出すのも、めんどくさい様な発音が、たんまり。

そして文字。
大昔、子供時代には
ギリシャ文字だってキリル文字だって
ヒエログリフ(のアルファベット)だって
一日で覚えられたのに~~
(でも、今は、殆ど覚えていない....^^;)
なんて記憶力が悪くなったもんだろう...。
ぐっっと年を感じる。
ま、辛抱強く続ければ慣れるんだろうが
他の欧州言語を学ぶ際には無い苦労をしていると思うと
それだけで、余計に、がくっ~ぅぅぅぅ~っと疲れる。

最後に文法。
まだ、文法にたどりついていないので何とも言えないのだが(^^;)
本を斜め読みしたかぎりでは、これも、結構、複雑そうだ。

三重苦....。
あぁぁぁぁあ~っ、
もう、やめちゃおうっかなぁぁぁぁぁ~。

でも、アラビア語が【毎日】目に耳に入る時代に
アラビア語が全く理解らないのは
.....
もう、我慢できないっっっ!!!.....状態なのである。
......
これも一種の強迫観念なんだろうか??

何だか、目の前にあるドアに鍵がかかっていて開けられない
でも、鍵穴から、面白そうな世界が見える....
そんな気持になるのだ。
鍵が無いから諦める...のは、性分に合わない。
それで、いつも、いつの日か、いつの日か....と
アラビア語に触れる度に思っていたのだが....

....そんな気持が軽くふっとぶほど、難しい~~(ToT)。
(正確に言うと難しいんじゃなくて、面倒くさい~~~~)

でも、このアラビア語学習で、深ぁ~~く再認識した事がある。

それは、漢字が、成人学習者にとって
いかに難しいか、という事だ。
アラビア語も、タイ語も、ハングルも、インドの各言語も
それなりには難しいんだろうが
漢字に比べれば、もう、数の面だけ見ても、全然ラク。

子供時代、漢字やっといてよかったぁぁぁぁ~...と
思わず涙がこぼれる。

思い起こせば、当時、漢字のマス埋め練習では、
先に「偏」だけ書いて後から「旁(つくり?)」を足し
「なんて要領の良いワタシ~」なんて思っていたが
(よく考えると全く同じ労力なのだが...要するに気分の問題か?)
そんな「手抜き」をしていても、なんとか、漢字は覚えた。

正直に言うと、書くのは、はっきり言って、苦手だ。
(だから、手書きの時は、極力小さい字で、ごまかしながら書く^^;)
でも、読む(読解の)方は何とかなる。
このコンピューター時代、変換さえできればコワイモン無しだ。

どう少なく見つもっても一千字以上は知っている漢字。
まだ記憶力が良かった子供時代に
無理矢理何がなんだかわからない状態で
覚えさせられたので、トラウマも殆ど無い。

もし、同じ事を今、これから、やれと言われたら
「何年かかるのぉぉぉぉ~???」という
お先まっ暗感だけで、つぶされてしまいそうだ。
漢字の持つ莫大で多彩な世界とは
全く無縁で生きる事になったかもしれない。

漢字が理解るというのは、
莫大な財産だったんだ...
漢字を子供時代から習得するというのは
なんて幸運な事だったんだろう....

うちの長男も、今は、漢字の練習で(毎日やるわけでもないのに)
ぶーぶー文句言ってるが、きっと、将来、
感謝してくれる日が来るんじゃないかと思う。
書くのが苦手でも、せめて、読める、
認識できるレベルを目指して長続きさせて行こう....
漫画とゲーム攻略本とカード遊びでも、字は、意外に覚えるものなのだ(^^;)。


そして、アラビア語で、再認識した事が、もう一つある。
実は、私は、ウザヲに呆れられながら
アラビア語と並行して
フランス語やり直し学習と
イタリア語学習もしている.....。


フランス語は、ともかく、何故、イタリア語なのかと言うと
前述の通り、三冊で一冊おまけだったので
色々迷った末、イタリア語を選んだのである。
(書店で、イタリア大御所Pa奥様の顔が浮かんだのも事実だ。)

で....イタリア語。

選んで良かったぁぁぁぁ~~~。

なんって気持の良い言語なんでしょぉぉぉ~。

いや、もちろん、ある程度までマスターするのは大変なんだろうが
アラビア語に比べたら、
もう、ぜっっんぜぇぇ~っんラク。
しかも、
イタリア語の知識は殆ど皆無なのに
英語とフランス語の知識から
ごくごく簡単な会話は、最初っから聴いて理解るのだ。
(これは、スペイン語にも言える事だ。)

そして、イタリア語独特の、あの歌う様なアクセント。
気持いいぃぃぃぃぃ~。
真似しているだけで、イタリア人気分♪。
さらに、発音自体も、母音がはばをきかせているので
日本語話者にとっては、フランス語よりも、さらにラク!

フランス語で、快適に疲れ
アラビア語で、うちのめされた頭を
美味なデザートの様に復活させてくれる...
イタリア語は、そんな言葉だ。

...と、ここまで書いて来て、ふと、思った。

☆☆☆

日本では、よく、
「英語も満足にできないのに、他の外国語なんて...」
という様な第二外国語に否定的な言葉を聞く事が有るのだが

これは違う!!!!

むしろ、
英語が満足にできなかったら
他の言語を学んでみるべきなのだ。

何故なら
言語には相性があるからだ。

それは、母国語(母語)と外国語(第二言語)との相性だ。

日本語との相性は...
...
発音体系が似た言語(スペイン語やイタリア語など)
...
概念を共有する言語(中国語など)
...
文法が似た言語(韓国語など)
...
が、抜群に良い。


英語は、この面で、日本語とは、かなり相性が悪い言語だ。

発音も概念も文法も、全く違う。

始めて挑戦する外国語が、こんなに相性が悪かったら
外国語学習そのものが難しい...と
誤解してしまう人が多出しても不思議は無い。
難しいのは外国語ではなく
英語と日本語の相性、である、というのに..。

唯一の例外は
まだ母語での音や文法や概念が固まっていない幼児の第二言語学習だが、
これは、母語が確立されていくと共に
多かれ少なかれ退化していく運命にあるのではないだろうか。
母語と第二・三~言語を並存させるためには
かなり意図的な刺激・動機付けの継続が必要だ。

母語を主・外国語を副として発展させる事は、もちろん可能だし、
母語で「概念の認識」を学びながら
別の言語の概念を通して母語を再認識するという
ステレオ的効果で、母語を、より豊かにするのではないかとも思う。


しかし、少数の例外を除いて
外国語の重要さを認識する頃には
とっくの昔に幼児期は通り越しているし
幼児期に触れた言語も退化していたりするものだ。
(もっとも、幼児期に触れた言語の根っこは残っている様に私は思うが..。)

それで、例えば、日本で暮らす大部分の人は、
中学や小学校で、まず、英語を第一外国語として学ぶこととなる。

そして、
日本語と英語の相性が悪いもんだから
英語コンプレックス....外国語コンプレックス
などを育んでしまったりするのだ。

これは、もったいない勘違いだ。

そんな相性の悪い言語から始めるべきじゃないのだ。

確かに、英語は「世界の共通語」であり「つぶしのきく言語」だ。
だから、最終的には、学ぶ必要があると思う。
必要があるというか、学ぶ事によって
広がる世界の大きさを知っているからこそ
子供達には、是非、教えてやりたい言語なのだ。

しかし、最初っから、英語は難しすぎる。
まず、発音が難しいから
日本式のカタカナ英語が自然と生まれてしまう。
文法や概念に馴染みが無いから
「文法的には一応合ってはいるが不自然な英語」を
覚えたり
「こんな英文、一生使わねぇよぉぉぉぉ~」的な
英文や「英会話」を覚えさせられたりする。
単語の勉強一つとっても、
年齢に応じた必要性があり興味をそそる単語から
語彙を広げていく...という手間をとらず
やたらめったら、やみくもに、単語の暗記に時間をかける...
という様な
回り道ばっかりする事になるのだ。


これが、もし、英語学習の前に
日本語と、もっと相性の良い言語と
少しでも馴染みがあったら
英語自体が、ぐっと、学びやすくなる。

例えば、中国語は、
発音は、日本語とは、かなり違うが
漢字のおかげで、日本語とは共通点が多く、とっつきやすい。
文法は、非常に、簡単・明瞭で無駄がないうえ、
日本語よりも、遥かに英文法との共通点が多い。
つまり
日本語→英語よりも
日本語→中国語→英語の方が、ずっと移行しやすいのだ。

また、中国語の難しさというのは
実は、文学・教養・文化の域に属するもので
教養溢れる中国語を書いたり話したりするためには
エベレスト並みの山を登る毅力・努力・才能・時間が必要だが
サバイバルの為の最低限の中国語は
最低限の日本語よりも、ずっと習得しやすい。

もし、
英語の授業を始める前に
一年間でも、或いは、半年でも良いから
子供達に中国語を教えたら
その後の、英語の習得は、ずっとラクになるはずだ。
当然ながら、漢字学習にも役立つ。


また、中国語に足して
日本語と発音の相性が良いスペイン語やイタリア語を導入したら
もっと良いと思う。
女性名詞や男性名詞という概念を覚えた後では
英語の単語や文法は、優しく感じるだろう(^^)。

とにかく、色々な言語の違いを知った上で
英語に移行するのと
最初っから英語に体当たりするのでは
衝撃の大きさが全く違うのだ。

***

この日記の読者様の中に
英語に挫折した...
外国語は苦手...
だからこそ子供には苦労させたくない...
...etc
と、お考えの方が、いらしたら
心の底から、お勧めしたい。

他の、もっと相性の良い言語を探しましょう!!

中国語やスペイン語とは限りません。
何語でも良いのです。

好きこそ、ものの上手なれ。

ちょっと良いな~と思った言語
そんな言語の学習から気軽に始めてみませんか?
そこから、どんどん、
多種多彩な言語の世界が広がりますよ~!

***

...って、なんか「多言語教」の教祖みたいになってきたな~(^^;)
ま、自分が試して良かったものは、つい周囲に勧めたくなる
隠居の戯言と、聞き流して下されば幸せです。
(じゃ、ここまで読ませるなよっ...って??)
フォフォフォフォフォ....





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  July 14, 2004 09:50:14 PM
コメント(15) | コメントを書く
[旧(多言語★国ぎわ族)] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.