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かりん御殿

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February 3, 2005
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テーマ:海外生活(7775)
カテゴリ:旧(英国生活内情)
今日は日記らしく先週起きた出来事を書きますが、その前に一言
あぁ~っ、また、リンク日記が消えている....寂しい~。
もし、お引越しでしたら行き先を教えていただければ幸いです~。
じゃ、日記、行きます。
先週、長男の友人(N君・転校生)とN君の母(Lママ)を放課後
家に呼んだ時の事。
長男・次男と私が日本語で話すところを見ながらLママが
感慨深い口調で
「どうやって、英国で、日本語を教え続けられるの~?」と
あらためて聞いてきた。(以前にも聞かれた事があった。)
彼女は、子供達が土曜日の午前中、中国語の学校に通っている事も知っている。
「日本語の漫画とか日本語のDVDとか、たくさん見てるからね~」と答える。
すると、Lママは
「そうなの~
「私の言葉では、あんまり、そういう教材が無いのよね。
「ウェブサイトも調べてみたけど殆どなかったし。」
と溜息をつく。

Lママは
ザンビア出身だ。
しかし子供達は、夫の赴任先のボツワナで生まれ育ち
教育は全てボツワナの英国系学校で受けているので
ボツワナの言葉(ツワナ)は、少しは話せるが
彼女の母語(R語=一応匿名)は全く話せないらしい。
家庭での夫婦の会話はR語で、子供時代は、R語で話し掛けていたのにも
「拘わらず(彼女談)」話せないのだそうだ。

N君も、妹のKちゃんも、英語は
去年英国に初めて来たとは思えないほど、バリバリの英国英語で
N君は、学校の成績も非常に良い。
「まぁ、だから、R語、できなくても、しょうがないかぁ~....」
みたいな雰囲気を、私は、一瞬、漂わせてしまったのだが
とりあえず、ザンビアの言語状況を聞いてみた。

すると、かなり様々な言語が話され様々な民族が「平和に共存」する状態で
教育は「共通語」である英語で行われているとの事。
その様々な言語が(同じ言語系に属さない言語も)共存する、という事に
興味を持って
「違う民族間での結婚とか、あんまり無いの?」と聞くと
Lママは、こう答えた。

「民族間の結婚も無い事は無いんだけど
うちみたいにRoyal Familyの場合は異族と結婚すると家を出なきゃいけないの。」

ち、ちょっと待って下さい。

RRRR Royal Family

Royal Familyって

王族
王族
王族
っすかぁぁぁぁぁ~~~~っっっ?????

と、呆然としながら話を聞いていると

「実は私の姉は異族と結婚したんで王位継承権を剥奪されたのよ」

という決定的な言葉が追い討ち.....

王位継承権
王位継承権
王位継承権
っすよ。

ってことは
もう
王族じゃんっ?!!

そこで初めて驚きの表情を出しながら
そのままLママ(いやプリンセスL)の話を聞く。

かいつまんでいうと
今の王様は
Lママのお兄さんなんだそうです。

ひえぇぇぇぇぇ~

ま、部族の王様って事なんでしょうが
(酋長って感じですかね)

でも、
王様だよ、
王様。

酋長だろうが、なんだろうが
基本的には
どこの王族だって
それで始まってるわけじゃん???

しかし
王だろうが何だろうが
いみじくも、わたくし
人類みな平等みたいな
思想のもとに
育ってるわけなんですから
こんな事で
驚いているのも
はしたない、と言えば、はしたない
馬鹿と言えば馬鹿
決定的にミーハー

そう、ミーハー

だけどさ
王族だからさ

そこらへんの
セレブじゃないから....

いや
王族だから、どうってわけじゃないんだけど

それまで
マグカップで
紅茶(大して美味しくもない)とか飲みながら
タメで喋ってる
このママ友が


王女
正真正銘の王女
アフリカン・プリンセス


興奮しました。


で、なんで、LママいやプリンセスLが
子供達にR語を教える事に気をくだいているかというと
「その時が来たらザンビアに帰って王位を継がなければいけない」
からなんですね~~

王位を継ぐだよ
王位を継ぐ


この、横で、長男と
ゲームキューブで盛り上がってるN君が

王様なんだよ、将来の

アフリカン・キングだよ

で、今は既に

アフリカン・プリンス

なんだよ~~~っ。


さっそく
プリンセスLに
王家の暮らしと
今の英国の公立小学校に子供を通わせる超平民的暮らしとの
比較を聞いてみました。

まず
英国は
政情の安定しているので気に入っている
でも
時々、racistや、unfriendlyな人がいるのは寂しい
との事。
一方、王宮の方は
彼女は既に王宮を出ているのですが
兄の住む王宮に行くと
いつでも周囲に人がいるから
ウザイ


そうな。

それから
王宮での礼が厳しく

普段は
フッツーのお兄ちゃんである兄に対しても
家族以外の人がいる場では
王として
敬う言動を示さなくてはいけないので
その切り替えがウザイ

そうです。

ちなみに
お兄さん(現・王様)は
王位を継承する時には
外国に住んでいて
いやいや帰国したそうです。


改めてL王女(略)に聞きました。
「どうして、今まで、その話してくれなかったの~?」
曰く
「話すほどの事でも無いから~。
「それに英国じゃ、アフリカの一王族なんて、どうって事ないもの。」

そういや
大昔、「Banzai」って、お笑い番組で
数人のアフリカ人「ミニキャブ(タクシーっぽいハイヤー)」運転手を
一列に並べて、その中から
「アフリカの王様」を当てさせるっていうゲームがあったよなぁ~

でも
英国って、英国の王族だって
王族って扱いはしてないのよね、そもそも。
英国の王族って
単なるセレブって感じだよ。
(ま、そこが、英国の良さでもあるかもしれない。)
それをL王女に言うと
「そうよね~。うちの方と、エライ違いだわ....」と答える。

続けて
「ところでさぁ~、それって秘密なの(な訳ないか、現に言ってるんだし)
「それとも、子供達とか他の人に言ってもいいの?」
とL王女に聞くと
「別に構わないわよ~。大した事じゃないし。」との答え。
子供達は、王族であるという事をどう解釈しているのか?という疑問には
「少しは理解っているみたいね~」
との事。

いや~
確かに
気品と知性に溢れる女性だとは思っていたけど

いきなり王族....

映画みたい....


さっそく
夜、夫に話すと

「すごいじゃないか~~~」と

興奮していた。
ミーハーな夫で良かった。
ちなみに、共産主義国出身です.....


長男も
やはり大興奮していたが、突然
「でも、それ、学校では秘密にしといたほうがいいかも」
と言う。
理由を聞くと

「だって、Nがクラスに入って来る度に
皆でひざまづくの大変じゃん?」

だと...

「いや、昔の中国とかエジプトじゃないんだからさ
別に、ひざまづかなくってもいいんだよ~
英国の王子だって普通に学校に通ってるじゃん?」
と私が言うと
「それもそうだね」
と納得し
その翌日は、クラス中に、そのニュースを広めていたのであった。
(もちろん私も親達の方に広めさせてもらった)

ちなみに
大興奮状態のクラスメート達に
「お前、ほんとに王子なのかよぉぉ~」と
聞かれたN君は
「ん~、ま、そんなもん
みたいなもん、かな~」


あっさりした顔で答えていたらしい。


こういうのが
育ちが良いって事(^^)?


それにしても
うちのガキ
いや長男って
ひょっとしたら
ひょっとして

ご学友
ってことになるんでしょうかぁ~~???





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Last updated  February 4, 2005 06:13:43 AM
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