低コレステロールへの常識を改めよう

2007/07/18(水)14:31

低コレステロール血症を改善する元祖・・43

低コレステロールの危険(229)

  ダイエットなどによる低コレステロールとなれば、 何故に、素肌美障害となるか・・29・・コレステロール・その6 ・コレステロール代謝系とLDL-コレステロール     LDLは、Low Density Lipoproteinの短縮した省略語です。  そして、その果たしている主目的とする役割は、小腸から吸収されたり、肝臓で代謝、合成された脂質成分を、体内の必要とすると臓器や組織への運ぶ役割を果たすことなのです。  言ってみれば、LDL-コレステロール値の低下は、必要なコレステロール成分が不足して、配達できない状況か、組織や臓器が必要としていないかの状況を考えなければならないと言えます。  当然、皮膚におけるコレステロールのニードに答える、素肌美に不可欠な成分なのです。  世に、悪玉コレステロールと名づけられて、動脈硬化の原因物質のように言われていますが、今や、LDL-コレステロール値として、丸ごと測定したような値では、本当の意味での動脈硬化危険因子とは言えない状況となっています。  LDLでも、酸化型LDL, small dense LDLのような動脈硬化と関連の深い成分の測定が求められている状況にあるのです。  動脈硬化性疾患としての心筋梗塞や脳梗塞などの発症は、動脈血管の炎症に始まることに、中心が移ってしまっています。  それ故に、スタチン系薬剤は、単に、血中コレステロールなどの脂質成分の値を下げることから、炎症との関わりに、フォカスが移ったと言ってよいような状況にあります。  つまり、悪玉コレステロールの名前を返上する時を向かえて、本来のLDL-コレステロールの果たしている、コレステロールを必要なところへの分配役に注目すべきなのです。  事実、LDL-コレステロール値は、コレステロール値と同様に、高値より、低値で、死亡率は上昇してしまうのです。  血中の総コレステロールとLDL-コレステロール、HDL-コレステロール、及び、中性脂肪(400mg/dl以下)との関係は、Friedewald式と呼ばれる以下のごとき関係にあります。   総コレステロール=LDL-コレステロール+HDLーコレステロール+中性脂肪x0.2  総コレステロール値が下がれば、LDL-コレステロールやHDL-コレステロールは、下がる運命にあると判ります。  つまり、低コレステロール値による死亡率の増加の事実は、低LDL-コレステロール、低HDL-コレステロール共々、死亡率の増加に連動しているのです。  それ故に、男女共に、死亡率の増加が伴なう、血中総コレステロール値は、180mg/dl以下には下げないように、低LDL-コレステロール値では、100mg/dl以下に下げないようにとなるのです。  逆に、更年期以後の女性にあっては、総コレステロール、LDL-コレステロール、HDL-コレステロールのいづれにあっても、特殊な病気が無ければ、高値の心配は、ご無用と言っても、言い過ぎではない状況にあるのです。  (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・丸めのコレステロール、LDL-コレステロールでは不満足」です)  (Googleブログでは、

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