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カテゴリ:低コレステロールの危険
ダイエットなどによる低コレステロールとなれば、 何故に、素肌美障害となるか・・28・・コレステロール・その5 コレステロール合成の代謝系と関連して、そのバイパスで、コエンザイムQ10 とビタミンD3が合成されることは、既に、説明した通りです。 いずれにあっても、素肌美と関連を持っていると言えます。 取り分け、ビタミンD3は、細胞の分裂、増殖、分裂の調節役も担っていることは、既に、記憶にあると思います。 コエンザイムQ10については、サプリメントとしてのみならず、化粧品成分としてまでも加えられるようになっているのが現実です。 皮膚にあっては、ケラチノサイトや線維芽細胞で、ミトコンドリアによるエネルギー代謝と関連しています。 高コレステロール血症治療薬として、今日、必要以上に用いられています、スタチン系薬剤の投与は、コレステロール代謝系のメバロン酸の合成抑制となりますから、当然のことながら、コエンザイムQ10の生体内合成を抑制することになります。 このスタチン系薬剤使用による副作用は、モットも、高頻度なのが筋肉障害で、筋肉痛、横紋筋融解などが問題となると知られています。 その理由として、コレステロール合成系の阻害に伴なう、コエンザイムQ10の合成抑制が関連していると言われています。 つまり、コエンザイムQ10欠乏に由来すると思われています。 筋肉は、運動エネルギーを沢山必要とすることは、皆さんも、容易に、想像できることです。 筋肉は、ミトコンドリアが発達しており、生体が利用するATPと呼ぶ高エネルギーを、沢山生成する必要があるのです。 それ故に、筋肉は、ATP産生のためにコエンザイムQ10を、他の組織より、多くを必要とすることから、筋肉障害が起こりやすいとなります。 その事実は、低コレステロールを伴なうようなコレステロール合成系の低下した場合も、同様の障害が予想されます。 コレステロール値低下は、コエンザイムQ10 の低下と連動するとの報告もなされています。 血中総コレステロール値低下(180mg/dl以下)では、心筋梗塞、脳出血、その他の血管系疾患で死亡率が増加するのは、コレステロールプラスコエンザイムQ10欠乏誘発を考慮する必要性を示唆しています。 今や、高コレステロールより、低コレステロールの方が死亡率が高くなるとの根拠とも言えそうです。 コレステロールの必要なところへの運び屋たるLDL-コレステロールについても、低下による死亡率増加を取り上げます。 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・BMI/痩せが危険・・4」を取り上げています) (Googleブログでは、「低コレステロールが増す疾患・・高齢化のBMI低下と死亡率の増加」を取り上げています) (はてな日記では、『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・7』を取り上げています) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/07/13 09:41:29 PM
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