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テーマ:DVD映画鑑賞(14216)
カテゴリ:アメリカ映画
2005年 アメリカ オーランド・ブルーム キルスティン・ダンスト スーザン・サランドン アレック・ボールドウィン ストーリーは、シューズ会社に勤務するデザイナー、ドリューは、長年開発に打ち込んできた画期的なシューズが10億ドルもの大損害を招き、会社をクビになってしまう。恋人にも捨てられ生きる望みを失ったドリュー。そんな彼に追い討ちを掛けるように、故郷を訪れていた父親が心臓発作で亡くなったという報せが届く。父の葬儀のためにケンタッキー州の小さな街、エリザベスタウンへと向かうドリュー。失意の彼は飛行機の中で、陽気でお節介焼きのフライト・アテンダント、クレアと出会うのだが…。 キャメロン・クロウ監督作やから必要以上に期待したのが悪かったのか、それともキルスティン・ダンストに魅力を感じなかったのか・・・。 とにかく観終わった後にモヤモヤとした気持ちになる映画でした。 父の死と会社に10億ドルもの大損害を招いた事で自殺まで考えるようになるドリュー。 この自殺の方法は笑えるけど、はっきり言って自殺したくなるのは会社の社長ですよ。 ドリューは損害を出したけど、会社をクビになるだけで済むけど社長は10億ドルの金を失った訳ですからね。 それで一人だけクビってのも非現実的ですよね。 失意のなか故郷のエリザベスタウンに向かうのですが、飛行機の中でクレアと出会います。 この出会い方が強引な逆ナンのようでガッカリしました。 いくら空いてる飛行機やからといってもフライト・アテンダントが客の横に座って楽しそうに話してたらダメでしょう。 なんかこの強引な出会い方が後々まで尾を引いてしまって感情移入出来なかったです。 エリザベスタウンに戻ると父を亡くしたドリューを大歓迎してくれます。 こういう田舎の人達は本当に温かい心を持ってますよね。 その温かい心に触れてドリューは再生していくのですが、その間にクレアとの恋愛シーンが入ってくるんですよね。 父親の死から立ち直る映画なのか、クレアとの恋愛映画なのかはっきりしてほしかったです。 せっかくあつぼうも温かい気持ちになれてるのに、ここって所で出没するクレアが本当に邪魔でした。 結局家族愛も恋愛も中途半端な映画になってしまいました。 日本に住んでると火葬が当たり前やけど、アメリカではまだ火葬は少ないんですね。 日本では通夜やけど、アメリカでは家族や友人達でパーティみたいにして盛り上がるんですね。 これって田舎だけの風習かもしれないけど、故人を惜しんでって感じがあっていいなぁ~って思いました。 オーランド・ブルームのファンの人には申し訳ないけど、この映画の彼はダメでした。 この映画では最初から最後まで表情が同じなんですよ。 感情表現が全く出来てないので観ていても主人公の苦悩が伝わってこないんです。 正直オーランド・ブルームはもっと演技が巧いと思ってました。 それとキルスティン・ダンストもイマイチです。 ラストのクレアが作ったマップで旅にでるシーンはちょっと良かったけど、その途中で遺灰をまく意味がもう一つ分からなかったです。 キャメロン・クロウ監督やから音楽は良かったですよ。 あとスーザン・サランドンのスピーチも・・・。 でもそれだけです(笑)。 評価(2.3) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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