2007/06/09(土)21:56
エンパイア・オブ・ザ・ウルフ
2005年 フランス
ジャン・レノ アーリー・ジョヴァー ジョスラン・キヴラン
ストーリーは、パリ10区のトルコ人街で3人目となる女性の惨殺死体が発見される。若手刑事ポールは、トルコ人裏社会に通じたベテラン刑事シフェールの助けを借り捜査に当たる。シフェールの強引なやり方に反発を覚えるポールだったが、捜査は次第に核心へと近づいていき、ついに2人は内務省高級官僚の妻アンナへと辿り着く。彼女は自らの記憶に疑問を抱き、失われた記憶を求めて行方をくらましていた。そして、アンナと連続殺人事件を結びつける、ある強大な秘密結社の存在が明らかとなるのだが…。
【クリムゾン・リバー】の原作者ジャン=クリストフ・グランジェと主演のジャン・レノが再びタッグを組んだミステリー・アクション。
最近は、ジャン・レノ主演映画がパッとしないですよね。
なんかどれもが中途半端でヒットする要素のない映画ばかりです。
この映画も例外ではなく観終わった後に生ぬるい湯に浸かったような不快感が残りました。
だいたいこの映画は、色々な要素を詰め込みすぎなんですよ。
あまりにも色々な調味料が混ざりすぎて元の味が何か分からないような感じです。
連続殺人って思ってたら強大な秘密結社が・・・ってこういう展開はハリウッドの方が巧いと思う。
ジャン・レノが演じたシフェールの最後の最後まで何がしたいのか分からなかったです。
展開が大きく広がりすぎて理解出来ないし、見せ場となるアクションもビックリするぐらいショボイです。
軽快な音楽でノリはいいけど、アクションが全然ついていけてなかったです。
アンナの記憶が戻ったら、ますます話しがややこしくなってしまって、あつぼうは取り残されてました。
何回か観たら理解出来るかも知れないけど、もう一回観ようという気になる映画ではないですからね。
フランスとトルコの関係は知らないけど、知ってたら楽しめるんでしょうか?
ラストも呆気なくて今までは何やってんってツッコミたくなりました。
123分もあるのですが、90分ぐらいやったら楽しめたかな。
それぐらい無駄を省く事が出来る映画です。
評価(1.8)