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テーマ:DVD映画鑑賞(14209)
カテゴリ:韓国映画
2006年 韓国 ソン・ガンホ ピョン・ヒボン パク・ヘイル ペ・ドゥナ ストーリーは、ソウルの中心を東西に貫く大きな河、漢江(ハンガン)。その河川敷で売店を営むパク一家は、家長のヒボン、長男カンドゥ、次男ナミル、長女ナムジュ、そして彼らの愛情を一心に受けるカンドゥの娘ヒョンソの5人家族。ある日、いつものように人々が河川敷でくつろいでいると、突然、正体不明の巨大な生き物が出現、驚異的なスピードで動き回り、逃げまどう人々を次々と食い殺し始めた。店番をしていたカンドゥも中学生になる一人娘ヒョンソの手を握り逃げ出すが、混乱の中で手が離れ、ついにヒョンソは怪物に連れ去られてしまうのだった。その後、政府はグエムルが感染者を死に至らしめるウィルスの宿主であると発表、カンドゥたちパク一家も強制的に隔離されてしまう。悲しみに暮れるパク一家だったが、そんな時、カンドゥの携帯に死んだと思われたヒョンソから助けを求める一本の電話が入る。カンドゥはいくら訴えても取り合おうとしない政府の協力を諦め、残された一家4人でヒョンソの救出に向かうのだったが…。 韓国映画でモンスターパニックって今まで観たことがあったかな? ちょっとマンネリ化してた感のある韓国映画やけど2006年は新しいジャンルに挑戦して良質の映画を世界に送り出しましたね。 【サッド・ムービー】【トンマッコルにようこそ】【デイジー】などがその一例やけど、この映画も今までにない韓国映画でしたよ。 作品の出来では上の3作品に敵わないけど、普通に生活してる風景に怪物が登場するので凄く臨場感がありました。 こういう怪物が登場する映画って近未来的やったり、いかにもって感じの場所を選択するでしょう。 でもこの映画は大阪でいうならば淀川に怪物が現れるってぐらい身近なんですよね。 そういう意味では怖さがありました。 ハリウッドのモンスター映画って中盤ぐらいまでモンスターの正体を隠して観客を焦らしますよね。 このグエムルは冒頭からこれでもかってぐらい人間を襲いまくります。 最初から正体を明かしてドンドン攻めてくるのが韓国映画なんですね。 でもね最初の襲撃シーンが凄すぎて途中で中だるみがあるのが残念です。 主人公の家族などの背景を丁重に描いてるのは評価出来るけど、モンスターの登場を期待してるのに延々と家族の事をされてもね退屈するでしょう。 後半にもモンスターは暴れるのですが、やっぱり最初のシーンが一番インパクトもあったし凄かったです。 最初に見せすぎるのも良し悪しですね。 このモンスターってハリウッドの技術屋が作ってるのですが、凄くリアルでした。 なんとなくエイリアンに似てなくもないのですが、こっちの方が運動神経は上です。 それだけにラストはもっと頑張ってほしかったな・・・・。 映画の中でスローモーションになったりするのですが、これが効果的で良かったです。 水の中の影が動いてるシーンやヒョンソが襲撃されるシーンなどに使われてるけど、一瞬の怖さが伝わってきました。 個人的には後15分ぐらい短い映画でも良かったと思う。 中だるみさえ感じなかったら間違いなくみんなにオススメしてたはず。 中だるみはあるけどモンスター映画としての質はいいですよ。 主役のソン・ガンホって存在感抜群ですね。 演技力も抜群やし韓国人俳優の中では一番好きかな。 【リンダ リンダ リンダ】でブルーハーツを熱唱したペ・ドゥナも出演してましたよ。 アーチェリーの選手って設定なんで弓でモンスターと闘うんですよ。 【LOR】のオーランド・ブルームみたいですね(笑)。 評価(3.3) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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