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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:アメリカ映画
2006年 アメリカ ジム・カヴィーゼル グレッグ・キニア バリー・ペッパー ブリジット・モイナハン ストーリーは、閉ざされた廃棄工場の中で意識を取り戻した5人の男たち。彼らは全員記憶を失っていた。やがて、わずかな手がかりから彼らのうちの2人が誘拐された人質で、残る3人が誘拐犯であることが明らかとなる。しかし依然として誰が人質で誰が誘拐犯かはわからないまま。誰もが混乱する中、突如鳴り響く電話のベル。それは誘拐犯のボスからで、日没までにはここへやって来るというものだった。5人は互いに疑心暗鬼を抱えたまま、協力して脱出を試みる。そんな中、徐々に甦る曖昧で断片的な記憶が、彼らの混乱に拍車を掛けていく…。 今日もまた懲りずにミニシアター系の映画を紹介します。 ストーリーを読んでもらえると分かるように【ソウ】を彷彿させるような密室系サスペンスなんですよ。 【ソウ】のような残虐な描写はなく、記憶を失った5人の男達の疑心暗鬼を巧く描いた映画でした。 誘拐犯3人と誘拐された2人っていう人数設定が良かったですね。 記憶を失った状態では誰が仲間で敵かも分からないです。 なぜ自分達が工場に閉じ込められてるのか、工場内に残されてるピストルやスコップなどは誰のものか、そして自分が誰なのか・・・・。 観客も最初は何か分からない所が多いのですが、5人の記憶が断片的に戻ってくると物語は急展開します。 この工場内と平行して展開していくのが、残りの誘拐犯と誘拐されて身代金を払う事になる家族の話。 そこに警察も絡んできて少し複雑な感じがするやろうけど、【メメント】に較べたら簡単なもんでしたよ(笑)。 この2つの話が最後には重なっていくのですが、そこまでのもって行きかたがスムーズで、とても初めてメガホンを撮った監督の映画とは思えなかったです。 まぁ~初監督作やから予算の都合などで、こういうアイディア勝負の映画を撮ったんやろうけど、この映画で評価を上げたはずです。 それにしてもクセもの俳優ばかりそろえたもんですよ。 ジム・カヴィーゼル、グレッグ・キニア、バリー・ペッパーなら、誘拐犯にも見えるし誘拐された人にも見えるので最後の方まで誰が味方か判断出来なかったです。 物語の前半で自分なりに予想をしてみたけど大ハズレでした(笑)。 自分の命がかかってる緊迫感が伝わってこなかったところもあるけど、まぁ~それぐらいは許せる範囲ですよ。 最後まで目が離せない映画なんでちょっと観る映画がない時にでもどうぞ。 評価(3.2) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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