012773 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

村井亮介の いまどきノベル

村井亮介の いまどきノベル

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

村井亮介3

村井亮介3

Freepage List

Sep 25, 2010
XML
★コメディ小説「若君っ貴公子のご自覚をっっ」第49回


そして帰宅すると携帯が鳴った


<トゥルルルルー トゥルルルルー>


「はい」


「このたびはお騒がせしてすまなかったね」


「あ、相談役の弟さん?」


「うんうん」


「いえいえ」


「全部嘘だったって話になってるんでしょう?」


「はい、そんな感じですね」


「まあ、たしかに本人が直継じゃなかったからね。


あなた方が自分たちが殿や若や姫だったかどうかなんて


信じるも信じないも自由なわけでね」


「ですね」



「でも、私はね、あえてもう一度言いたいんだ。


剣心とユリと景龍は本当の家族なんだとね」


「僕ら3人のことですか?」


「まあね、それが誰のことかは自分で判断してくださいな。


だけどあなた方に素敵なご縁があったことは事実でしょう?


このところの出来事でね」


「はい、なんだか、いい夢を見た気がします」


「私に言えることはそのご縁を粗末にしないでください、ということです」


「本当にそうですね」


「いや、なにもね、ご縁というのは何も前世がどうかということに


限定する訳じゃなくてね、


すべての周りの人たちを大切にしないとね。


そんな中の一員としてね、


剣心やユリを大切にしてあげてください」



「あの・・・」


「はい?」


「じゃあ、たとえばですけど、相談役が直継じゃないなら、


本当の僕の直継は誰なんですか?」


「それはあなたが自分の胸に手を当ててよく考えてご覧なさい」


「はい」


「あなたのごく近くにいつもあなたを心配してアドバイスしてくれる人がいるでしょう?」


「います」


「その人を誰よりも大切になさい」


「はい!」


「前世がどうかということが理由ではなくて、


今あなたを支えてくれていることを感謝なさい」


「はい」


「もう、あなたには直継は誰だかわかったはずです。


しかし、もうそれはどうでもいいことでしょう」


「うーむ。よくわかりました」




「じゃあ、身の回りのすべてのご縁を大切にして幸せな人生を送ってくださいね。」


そう言って相談役の弟は携帯を切った。



つづく


※この作品は最近別の名前で某ケータイ小説サイトに
発表したものです。

サッカー各国代表ユニフォーム 1700円
ゲゲゲの女房「水木しげるの本・特集」
「ゲゲゲの鬼太郎」原作漫画+グッズ特集

レディース・おしゃれ「トップス」特集
こどもの日「武者人形・五月人形」特集
CAPCOM/カプコンのゲーム特集
SONY パソコン「VAIO」特集
トラベル特集
旅行・転職特集

ゲーム好きの広場
騙されないサクラがいない出会い系サイト選び





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Sep 25, 2010 05:13:32 AM
コメント(0) | コメントを書く
[若君っ貴公子のご自覚をっっ] カテゴリの最新記事


Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

© Rakuten Group, Inc.