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カテゴリ:室戸岬物語
夫とお姫様が部屋に入ってしばらくして・・
運び人 「しつれいします。お料理をお持ちしました。まずは、お刺身をお持ちしました。」 お姫様 「・・お刺身ですか。カツオとシマアジとタイですね?」 運び人 「さすがは、お姫様!目が肥えておいでで♪最高の魚を用意しましたので、どうぞ♪」 夫 「こりゃ~、まっこと!うまそうぜよ♪ヨダレが飛び出そうぜよ♪運び人さん!こんなうまそうな喰いモン見たら・・ワシは酒が飲みたくなったぜよ!」 運び人 「酒ですか?」 夫 「そりゃ~、おまん!ウマイ喰いモンには酒がないとツマランやろ~が?」 運び人 「はあ~・・ではすぐにお持ちします。」 夫 「すぐやで!」 お姫様 「うふふ・・わらわも頂こうかの~♪」 運び人は酒を持って来るために、部屋を出ました。 料理屋の主人 「どうだった?どんな身分のお方か分かったか?」 運び人 「いえ・・昼間から、酒を持って来い。と言われたので・・今から「土佐鶴」を持っていくところですが・・。」 (注:「土佐鶴」とは、高知県を代表するお酒です。「司牡丹」も美味しいです) 料理屋の主人 「昼間から酒~?よし!今度はワタシが運ぼう・・ちょっと探ってみるわ。」 しばらくして、夫とお姫様のいる部屋に、料理屋の主人が酒を持って来ました 料理屋の主人 「失礼いたします。殿方様!お姫様!お酒をお持ちしました。」 お姫様 「うむ、くるしゅうない。」 料理屋の主人 「あの~お言葉ですが?」 お姫様 「なんじゃ?」 料理屋の主人 「いえ、お姫様にでは無く・・殿方さまに・・」 夫 「なんじゃ?ワシにかい?」 料理屋の主人 「はい。殿方様はどちらの藩からいらっしゃったのでしょうか?それと、最近の土佐藩の塩の価格の高騰はどのようにお考えでしょうか?差し支えなければお聞かせください・・・(ニコニコ)」 酒を飲んでる夫 「知らん。」 料理屋の主人 「はい?」 酒を飲んでる夫 「そんなことより!酒が足りんわい!こんな小さいトックリやなくて、樽で持ってこんかい!」 お姫様 「まあ、あなた様。イイ飲みっぷり♪主人・・早くお酒を持って来なさい。」 料理屋の主人 「はっ、はい!失礼いたしました!すぐに樽でお持ちします!」 料理屋の主人は 慌てて部屋を出て樽酒を用意しに行きました・・ 運び人 「樽なんか持ってどうしたんですか?」 料理屋の主人 「酒が足りんそうで、樽ごと持って来いと言われたのじゃ!かなりご立腹じゃ・・・(汗)」 運び人 「そうですか・・。で?どういう身分の方で?」 料理屋の主人 「知らん。だが、なんといか・・すごい迫力のかたじゃ~。今までウチの客におらん感じの客や・・・」 運び人 「そうですか・・では、アレを用意しますか?」 料理屋の主人 「あの・・特別なお客様にだけ渡す「アノ特別なお土産」をか・・・そうだな。損はないかもしれん・・・(ニヤ)」 また次回。 この物語はほとんどフイクションです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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