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カテゴリ:室戸岬物語
そして・・ ついに・・決勝戦・・
結びの一番は「おいもvs五助」 高僧 「結びの一番です!両者!土俵へ!」 高僧の呼び出しで「おいも」と「五助」は土俵へ! 村人全員 「五助ー!五助ー!五助ー!」 五助 「おいもちゃん!悪いけど、負けんで!」 おいも 「こっちこそ! 負けないわよ!」 ・・特別席・・ 家老 「ついに・・決勝戦だな・・「智のおいも」に「運の五助」か・・」 24番札所住職 「家老様?腰はもうよろしいのですか?」 家老 「もちろんじゃ。」 そして試合開始! 高僧(行司) 「時間です!はっけよい! (これで帰れるわい・・)」 五助 「ごく・・ (絶対に勝つ・・)」 おいも 「ごく・・ (この男には・・作戦其の三ね・・)」 両者は地面に手をつきました! その直後! なんと! おいもの着物から!胸がポロリ! おいも 「あら?やだ? (大将以外に胸を見せたくないけど・・色仕掛け作戦よ! これで五助は興奮してロクに相撲は取れないはず・・)」 観客 「おおう!胸じゃ~!(興奮)」 老人 「久しぶりの見たわい・・なんまいだ~なんまいだ~♪」 老人は拝み始めました・・ それを見た!五助は! なんと! おいもの胸を隠すように背を向け! 五助 「みんな見るな!おいもちゃん!早く胸を隠すぜよ!」 おいも 「え? (対戦相手のワタシに背を向けるなんて・・この男・・何を考えてるの?)」 五助 「隠したかい?」 おいもは後ろから五助を突き飛ばすことも出来ましたが・・ 着物を元に・・ おいも 「五助・・なに考えているのよ? 胸なんか見られても減るもんじゃない・・それにアンタ優勝したかったんでしょ?ワタシに背を向けるなんて・・負けを認めてるようなものよ・・」 五助 「おまんの・・胸を見たら・・ワシ・・もう戦えんなった・・」 おいも 「・・。」 五助 「ワシは・・おなご相手には・・張り手も出来んし、投げることも出来ん・・」 おいも 「・・。」 五助 「優勝はしたいけど・・ワシの負けでいいぜよ・・」 五助は・・ 自ら歩き・・ 土俵を出ようとしましたが・・ おいも 「待って・・五助・・」 五助はおいもの方を振り向きました 五助 「なんじゃ?おいも?」 おいも 「ワタシの負けだよ・・」 なんと・・ おいもは自分の左手を地につけました・・ 高僧(行司) 「勝負あり! 勝者!五助! 」 観客 「五助!五助!五助!」 五助の両親 「やったー!五助ー!」 ・・・特別席・・・ 24番札所住職 「なんと!おいもが自ら負けた!あれほど勝ちに執着していた女が・・」 家老 「・・・。」 24番札所住職 「まさか・・優勝者が・・五助とは・・誰も予想していなかった結果ですな・・」 家老 「フフ・・住職よ・・相撲で言われる心技体で・・一番大事な事は心じゃ・・それを考えれば・・意外でもなかろう・・」 そして!五助の優勝で!会場は大盛り上がり! その頃・・ ・・室戸の山中・・ そこには 「夫」と「大将」と熊が・・ 熊 「ガウ! (簡単だけど・・土俵が出来たわ・・)」 夫 「熊・・すまないな・・」 大将 「では・・始めるか・・」 また次回。 この物語はほとんどフィクションです 次回!室戸相撲大会編終了! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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