カテゴリ:日本
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若干、後悔というか「やってしまった~」という気にはなったが、まあこれはこれでいいかと思い、1回くらいは贅沢してもいいかと自分を納得させたのだが、クマイチには説明が必要だった。 しかし、十分な説明を考え付かないまま、ともかくメールで「○○カード(メインで使っているクレジットカード)のほうは限度額がいっぱいになりそうなので、××カードのほうを使ってね」と言っておくと、ほどなく了解の回答。 10月に日本に帰ってきた時の飛行機の機内誌でブルガリの時計を見たのだった。 ブルガリ自体に興味を持ったことは一度もなかったが、その時計には「やられた~」で、それがとてもほしくなったのだが、値段を見るととても買えるような額ではない。 パンフレットの写真を長時間眺めながらも、いいなーと思っただけで、結局は買わずじまいになり、それっきり忘れていたのだ。 しかし、今回こちらに戻ってくる時にまた機内誌を見た時、忘れていたこの時計がまだ掲載されていた。 うっ・・・これはやっぱり欲しいかも・・・ とは言うものの、この値段だと、見た誰もが買うわけではないだろうから、どうしても欲しかったらロンドンに戻る飛行機の中でも買えるだろうし、なによりクマイチに相談せねばと思っていた。 とは言っても、こういう時のクマイチは「買いなさいよ~」としか言わないことはわかっている。 ややこしいのは「買いなさい」と言われたにも関わらず「やっぱりやめる・・・」と決めてしまうことのほうが多いので、相談になるような、ならないような。 が、しかし・・・である。 ADSLになって使い放題になったネット環境で、ちょっとこの時計のことを調べてみると、機内で免税販売していたよりも安く売っている楽天系の業者を見つける。 正価・・・とても買えない。 機内販売の価格・・・買いたいが厳しい。 その業者の値段・・・厳しいが買いたい。但し、今、買わなければ日本にいる間に届かない。 その業者のHPをためつすがめつしていたが、カードでの支払いもOKだ。 ☆☆中略☆☆ 買ってしまった・・・ 現在、テンポラリーとは言え、無職の私としてはこれはかなりの無謀な行為であった。 そして冒頭に書いた通り、クマイチにメールで「限度額がいっぱいになりそうだから」と言った背景の一つには「ほら、アンタの1年の通勤定期、そのカードで買ったから、次の請求まではアレが響いててね」というのがあったのだが、真実は私がこの時計でダメ押ししてしまったというところだ。 買っちゃったものは仕方がない。 ほくほくしていたら、今朝メールが来た。 「海外発行カードの場合、確認が取れないので銀行振込か代金引換でお願いします。」 慌ててその業者に電話する。 「すみませんが、カードで支払いできないんだったら、現金はないので買えないです。」 私もカマをかけるつもりはなかったが、私は日本に余分なお金というのはほとんど置いていない。 こうして帰省する時も、現金が必要な場合はイギリスの銀行のカードの口座から必要な額だけの現金を引き落としているし、それ以外の買い物の95%はカードで買って、イギリスで請求書をもらってイギリスで支払う。 日本発行のカードを使うと、その引き落とし分をポンドからわざわざ日本円に両替して日本の銀行の口座に入れて準備しておかなければならないし、私にとっては手間と手数料が余分にかかる以外のなんでもない。 時々、楽天の業者の中にも、カード決済OKとうたっている中でも、実際に海外発行のカードの詳細を入れると「できませんでした」と言ってくるところは実際、他にもたくさんあるので、今回買えなかったことは仕方がないし、文句を言ってどうこうしてもらおうという気もない。 それで、今回の時計はキャンセルすることにした。 という顛末で、出来心での1クリックは、水の泡となってしまった。 やっぱりこれは「買うな」という神の思し召しと考えてあきらめるしかない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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