カテゴリ:仕事
今日は私に似合わず、大変傷ついたことがあった。
それが起きてからはもう6時間くらい経っているのだが、未だに全面回復はしていない。 が、クマイチにも話を聞いてもらって94%は復活。(笑) コトの起こりはお昼にかかってきた電話。 電話に出たゆみさんはうちの東京の本部からあることを頼まれたのだが、ちょっとそれを頼んでくるのは筋違いという内容だったので「断って。私がそう言ってるって言って」とゆみさんに言うと、彼女が「それはちょっと」と言った瞬間、相手の剣幕に気圧されて後退していく様子が見えた。 「ちゃとさんに代わってほしいそうです」とゆみさんが言い、私が電話に出ると、相手は東京の本部にいる私と同格の立脇さんだ。 立脇さんは、前の会社でも違う支部同士で仕事をしたこともある間柄で、私より先に今の会社にはいっていて先輩に当たる人だ。 普段は私には比較的のんびりした話し方をしてくる人なのだが、噂では以前に何度も人間関係で揉めたこともあるのは聞いていた。 しかし、私自身は立脇さんにイヤな思いをさせられたことも一度もなく、他人が「実は立脇さんって人はねぇ・・・」などと言おうと、自分が経験したことでもないのに人の話で先入観を持つ必要はないし、何より私は立脇さんにはお世話になっていると思ってきていたのだ。 その立脇さんが今日は怒っていた。 電話を代わると、いきなりテンション高く、こちらが断ったことにつっかかってこられ、ここ5年くらいで自分が知っていた立脇さんとはぜんぜん違っていた話し方にまずは面食らってしまった。 詳しくはここに書けなくてイライラするのだが(笑)私がそれは受けられないと言った件は、最初にうちの事務所が出来た時に代表者である山村さんと私との間ではっきり約束ができていて(でも密約じゃないよ)やらなくていいことになっている内容だった。 しかし、立脇さんいわく、山村さんもそれは当然ちゃとのところでやる内容と言っているとのこと。 これはまったく正反対の理解だ。 たまたま私は先週、山村さんに「本部の中のほうでどのような理解になっているのかわかりませんが、あまりにも統一感のない引き継ぎが来るので困ります」と抗議のメールを書き、山村さんからは「では、ちゃとさんが考える線引きを提示して下さい」と回答をもらっていたのだ。 ここ1~2ヶ月の間、本部からあれもこれも「ちょっとお願いしていいですか?」がなし崩しに続いて来ていたからだ。 山村さんは会社代表だから、本当はそこまでタッチする人ではないことは私はわかっているが、東京の本部を仕切るチーフ以下が日々の仕事に追われて、中の指示系統をはっきりさせていないところからこの間違いが来ているし、そこが改善されないのは山村さんにも責任がある。 私が先週、山村さんにそのメールを出したと言うと、立脇さんは激怒。 「どうしてこちらにそれを回してくれないんですか?」 いや、アンタに言ってもムダやろ? 前だって、本当に回答のほしいメールには回答もくれず、そんなこと言えた義理かいな?・・・喉まで出かけたがそれは言わなかった。 本来なら、チーフ以下の幹部は一つの仕事にかかりきりにならず、もっと全体を見通したルールを決めたり、大きな部分で仕事の切り分けに大鉈を振るわないといけないところ、チーフも3ヶ月前にはいったスタッフも、本部ではみんなが同じ仕事を「そーれっ」と言いながらやっていては、方針もへったくれもあったものではない。 仕事はクラブ活動ではない。 前から山村さんに「やっぱり上には上の仕事があるのであって、そのための給料をもらっています。日々の一つずつの仕事・・・ヒラのスタッフにやらせるような仕事を上も下もよーいどんでやってたら、いつまで経っても質は上がりません」とずーっと言ってきていたし、山村さんもそれはわかっていたが、山村さんとその下が乖離しすぎて本部はうまく回っていない。 その本部のツケを私なり私のスタッフに押し付けてきて、受けなかったからと言って癇癪を起こされても困るのだ。 最終的に私は「そこまでおっしゃるなら、ソレやりますよ」と言ったら立脇さんは「もういいですっ」と言ったので「わかりました。それじゃ」と言って電話を切った。 電話を切った後も、立脇さんの剣幕が耳にこびりついて離れず、私は柄にもなく動揺していた。 私、ヘンなこと言ったかなと思うと同時に、電話であんな剣幕で私に電話している立脇さんの様子を横で聞いていた本部の人たちはどんなふうに感じただろうとも思った。 私自身は自分でも瞬間湯沸器チックなところが多分にあるのはよくわかっているし、本当に怒ったら手がつけられないのではないかと自分で思うので、できるだけ実生活では感情的に怒らないように自戒している。 後になって我に帰って「あの時は取り乱してすみませんでした」と恥を忍んで謝ることにでもなったら恥ずかしくてしかたがない。 振り上げた手を下ろす場所がないとはこのことだ。 だから、立脇さんと話していた時の自分はどうだったかなぁとかなり振り返ってしまった。 もしも、私がそういう態度に出るなら、きっと徹底的にやってしまうだろうし、その時は相手とはもうこれ限りで終わっていいという覚悟がある時だけだろう。 会社の人とはそうは行かないし、後々まで続く持ちつ持たれつの関係なのだから、仕事のやり方とか考え方が違う時には、後でブツブツ言い始めて「最初に言え」と言われるのはイヤなので、違うと思った瞬間に「それは違うと思います」と言ったりメールに書いたりすることはある。 しかし、相手とその瞬間に決裂するようなやり方はしないと思うし、今日もしなかったと思う。 私としては自分の中では慎重に冷静になるように心がけていたと今は思う。 それに、一国一城の主の責任として、自分が納得していないことをなあなあでうちのスタッフに押し付けることはできない。 それにしても、お客さんじゃあるまいに、結構なポジションにありながら感情的にものが言える人がいたという事実がなんとなくいつまでもショックな今夜なのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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