カテゴリ:イギリス
皆様、すみません・・・いやいや、私が悪いわけではございませんが、またもロンドンでは爆発したとか未遂だったとかの事件が発生。
今、家に帰ってきたらメールや掲示板でどどんとお尋ねを頂いており、申し訳なく思います。m(__)m 今回のものでは今のところ1名負傷と聞いている以上には悲惨な話にはなっていないようではありますが、しかしそれにしても、こういうことが続くと結構精神的にはまいってしまう部分がありますね。 今日も、家に帰る電車に乗ろうと思って、ホームに上がる階段を上がっているちょうどその時に、回送電車がホームの上を突っ走ったようだったのですが、その「ゴォ~っ」という音に思わず一瞬立ち止まってしまいました。 自分が悪いことをしているわけでもないのに(・・・そのつもりなんですけど)どうしてこっちがビクビクしなければいけないのかと思うと本当に腹立たしい限りです。 一部の報道では、かつてのNYの9・11テロ実行犯の一人の家族がエジプトだかどこかで、ロンドンの同時多発テロを礼賛したとか。 今、イギリスでは、まったく無関係のイスラム教徒の人たちが、あらぬ偏見でひどい目にあっている地区もあったり、イスラムの聖職者が「我々はそのような蛮行を認めない」という宣言や運動をしたり、いろいろ余分な圧力がかかる中、このエジプトにいるアホ家族たるや、そういう聖職者の人たちのことを腰抜け呼ばわりしているとのこと。 私にしてみれば、このアホ家族やその他の同類たちを一掃する意味で、宇宙のブラックホールへでも放り上げてやりたい気がしています。 ・・・金がかかる分、もったいないか・・・ 皆さんの中で、昨日だかおとといだかの報道はご覧になりました? 「自爆に失敗した女性」の話。 パレスチナの女性が、自分が事故で負ったやけどの治療のためにイスラエル領内の病院に行く途中のイスラエル領との境界の検問所でのこと。 ビデオカメラの監視中、何か違和感があったのか、その女性は服を脱ぐように命じられる。 服を脱ぐごとに見えてくる女性のやけど跡。 そして女性は意を決したのか、ズボンのポケットに右手を入れる。 もぞもぞした後、黒いコードを勢いよく引き抜いたが、何も起こらず。 彼女はズボンの中に約10kgの爆薬を仕込んでいて、その黒いコードを引き抜いて起爆させるはずが失敗に終わってしまったのだ。 もう一度、やり直す彼女。 再度の失敗に絶望して絶叫する彼女。 そのシーンが3コマの写真に分かれて掲載されていたのを見て、私は衝撃を受けた。 パレスチナ支持・反イスラエル派の彼女にとって、占領に対しての憤りが自爆の引き金になったというのは建前で、彼女の身内は、彼女は去年起きた自宅でのガス爆発事故での大やけどから、感情も傷跡も隠して人目を避ける女性になってしまったと言う。 自分の将来に暗い影がさし、自分を取り巻く暗い現実からの逃避が、この自爆を成し遂げて郷土の英雄になるという目的にすりかわったという考え方もできる。 彼女のいた組織自体は別に彼女をこの自爆に利用したわけではなく、彼女が自分で志願したので「それなら」ということになったらしい。 そして、彼女は結局パレスチナ解放のために自爆を試みて失敗。 対するイスラエル側では「イスラエルは、自分の治療をしてもらう病院を爆発させようとした犯人を未然に阻止して悲劇を食い止めた」と宣伝する。 そんなに他人の命は簡単に奪っていいのか? そんなに自分の命は簡単に吹き飛ばしていいのか? 想像のつかないことが毎日いろんな場所で起こっている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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