ちゃと・まっし～ぐ～ら～！

えー、今日は週末ですので、もしもお時間がおありでしたら皆さんのご意見をお聞かせ下さるとうれしいです。
ご意見、というか「自分だったらどうするか」ですね。

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大川さんと小池さんは、コールセンターに月～金だけ、パート勤務している2人組。
家の事情があり、2人ともフルタイムでは働かず半日ずつ時間を補い合って働いて1人分の頭数を形成している、いわばジョブシェアリングのペアで、この2人の組み合わせがすでに1年半続いてきた。
この2人の勤務時間は週ごとにAM番とPM番が入れ替わる。
センター長からは「できる限り残業はせずに、残った仕事は次の勤務のスタッフに引き継ぐように」と言われているので、AM番の人の勤務時間中に終わらなかった仕事はPM勤務の人が引き継ぐことになっている。
PM番で終わらなかった仕事があると、それを引き継ぎノートに記録して翌朝のAM番が引き継ぐ、というように延々、引き継ぎを繰り返して日々の仕事を消化していくのが基本のルーティンである。

さて、今日は金曜日。
週末のかけこみの電話も多く、AM番の週に当たっている大川さんはトイレにもなかなか行けない状態で仕事をこなしていると、勤務時間の終わりがけになって苦手な横山氏からの電話を取ってしまった。
「コレ、絶対に今日中に返事してや、今日中やで。来週やったら返事はもう要らんのやで。意味、わかるな？」と、有無を言わさぬ至急の仕事を言いつかってしまった。
やかましい大阪弁で余計に強引に聞こえる横山氏だが、センター長からは「横山氏は上から5本の指にはいる得意先なので『今日と言われたら今日』やらなければいけないお客だよ」ということはスタッフ全員が再三言われている。
大川さん、早く横山氏の仕事に取りかからなければとは思っていたが、もともと忙しい日だったために、気がついた時には時間切れ。
悪いなと思いながらも大川さんはPM番の小池さんに横山氏の仕事を引き継ぐしかなかったが、小池さんも横山氏の人柄や影響力をよく知っているし、引き継ぎはお互いサマ。
「ちゃんとやっておくから心配しないで」と快く言ってくれた小池さんに後を任せて大川さんは帰って行った。

しかし、この日は夕方近くになっても電話はなかなか途切れず、小池さんもあたふたしながら仕事に追われているうちに時間が遅くなってきたので、いい加減に横山氏の仕事にかからなければ間に合わなくなるぞと思った瞬間、小池さんのところに、これまた大事な顧客である西川氏から電話がはいってしまった。
この西川氏は横山氏のように乱暴な言い方こそしないものの、非常に事務的というか木で鼻をくくったような取り付くシマもない人で、こと仕事に関していえば「今と言えば今、No回答はナシ」という部分では横山氏と五十歩百歩なのだ。
小池さんは弱りきってしまった。
勤務時間終了まであと40分。
大川さんからの引継ぎで預かった横山氏の仕事と、今しがた自分で受けてしまった西川氏の仕事の、そのどちらもが「今日中」。
仕事の内容を2つ眺めてみたが、唯一自分に判断できたことは、40分の残り時間ではどちらか1つしかどうしても片付かないということ。
しかたない･･･今日は残業して月曜に事後報告だなと思っていると突然オフィスに作業服を着た作業員の人たちが2～3人はいってきて、壁際の床を測ったり帰ったスタッフの机を動かし始めたりするのを見た小池さんは驚いて「すみません、あのー、何か？」とその作業員の1人に聞くと、聞かれた作業員は「8時からカーペットの交換ですよ、今日」と言う。

きゃー、アレって今日だったの？
そういえば給湯室と休憩室にそんな張り紙がしてあった気がする。
その日は作業監督者以外はオフィスに残らないこと、と書かれていたアレって今日のことだったの？
じゃあ残業はやっぱりダメじゃん･･･（泣）

そうなると、後の40分足らずで横山氏と西川氏の仕事の両方を片付けることは物理的に不可能だという重い現実が小池さんに残される。
大川さんから預かった横山氏の仕事か･･･
自分がさっき受けた西川氏の仕事か･･･
それに、これ以上どちらの仕事が優先かを眺めておろおろしていたら両方ともできなくなってしまう。
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ここまで飽きもせず（爆）読んで下さった方、まずはどうもありがとうございます。
ここから先はお時間があって、いっちょ答えてやるか～という方だけ。

さて、あなたが小池さんだったらどうしますか？
なぜ、そうしますか？

＜追記＞
ひさけいさん、ごめんね～、後出ししちゃいけなかったんだけど、ひさけいさんのレス見て考え、条件をキビシく（笑）しなおしますね。
ここに書かれている以上の他のプラス要素は「一切、考慮に入れません」
つまり手助けしてくれる人はいません。
センター長にも連絡がつかないという状況だと思って下さい。
カーペット張り替えが済んだら戻ってきて仕事を継続・残業、という選択肢もナシです。

また、これは引っ掛け問題でもなんでもなくて、ただアナタが小池さんだったらこれだけの条件でどうするか、というお話でございます。

＜さらに追記＞
で、この後どーすんねん、と言われるでしょう。
3～4日したら、どうしてこんなシミュレーション日記を書いたのか、ほとぼりが醒めた頃に総括してみたいと思います。
ということで、今はレスして下さっても、ほとんどお礼のみ、であります。