カテゴリ:中国的習慣
農暦五月五日は端午節である。「端陽節」、「重午節」とも称されるこの祭日は
中国古代の偉大な愛国詩人屈原氏記念から由来する。中国の唐の時代にはすでに 「節分端午自誰言、万古伝聞為屈原」という詩句が歌われた。 紀元前340年に生 まれた屈原氏は斉の国と携えて秦の国に抗争するという奇策をもって楚の国王に 進言したが受け入れられず、讒言に陥られ左遷された。 紀元前278年五月五日、楚の国が秦の国に併合されたことを聞いた屈原氏は汨羅 江に身を投じて亡楚に殉死した。当時、屈原氏の殉国を悲しく聞いた人々は舟を 競い救いにかけたが失敗し、仕方なく棕の葉で恕]を包んで川に投げ込んで魚を 飼い、雄黄の酒を傾けて川に注ぎ悪竜を追いたて、屈原氏の遺体を全うとした。 以来、端午節になって、ちまきを食べたり、竜舟を競ったり、雄黄の酒を飲んだ り、香り袋を着けたり、よもぎを掛けたりするのが人々の習わしとなってきた。 (中華人民共和国駐日本国大使館 著作権所有) タンゴの節句と言えば日本では「こいのぼり」鯉と聞いてやはり由来は中国の この事が始まりのような気がする。 そんな旧暦の事は全く知らない私、 社員が図々しくも会社からお土産を強制してきた。 「中国での習慣で節句の時は会社が社員にお土産を渡します。」 私は中国在住が3年以上経っている。確かに中秋の名月旧暦8/15には会社から お土産をあげた事があった。しかし今回の端午の節句にあげた記憶が無い。 「去年も一昨年もあげていない、今年もその計画は有りません」 そう言うと、「去年、あなたは上海に居たから言えなかった」と言ってきた。 旧暦の去年の日にちは、調べないとわかからない。 ああいえば、じょうゆう。こういえばじょうゆう。である、解らないと思って うそばかりついてくる、そこまでしてお土産が欲しいものか? うちのNO.2でこの始末、その後も別の社員が「お土産は無いのですか」と聞い てくる始末。 余りにもしつこいので「日系企業ですから中国の習慣は計画にありません」 と言ってしまった。 本当にその日、上海に行ったか確認するためちょっと調べてみた、去年は6月11 日(土曜日)だった。私が上海に行ったのは6/2、6/11は揚州に居た。 このような事は、経費明細を見ればすぐ確認できるのにその場しのぎのうそを 堂々とつく。 罪の意識は多分無い。 言って貰えれば儲け物と言った感覚しかない。 全くあきれてしまうw。 またその夜日系企業、台湾系企業、韓国企業の日本人に聞いた。すると3社とも 出していないといっていた。 「どうして子供の日に企業が社員に土産を出す必要があるのか?」と逆に聞かれ た。それもそうだ。 人の言葉はすぐ信じてはいけないという良い教訓だ。 今後も気をつけよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月01日 10時53分05秒
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