1日決済型のトレーディングシステム
inacchiさんが、良い事言ってるな。確かに、システムトレーディング、特に逆張り型のトレードをやってると、大量にシグナルが出た日によって、多分に実績がかさ上げされている現状が分かってくる。シグナルが10個出た日に、「わー珍しい!」といって、1000万円の資金のうち、1000万使ったとする。で、次の日にも、また10個出た。今度は信用で買い付け!で、その次の日には、なんと100個出た!「なんと!追証!わおー!」と、まあこんな事態になるわけです。それをさけるために、1日決済型のシステムにして、日々同程度のポジションを採って行こうというのが、inacchiさんのアイディアで、これは非常に素晴らしいと思います。んでもって、当方もこの休みで検証してみましたが、確かによいね。イメージ的には、2000万の現金を担保に、3000万、すなわち100万ずつ30銘柄に仕掛けていくのがよさげです。2000万で40銘柄と思ったのだけど、これだと以下の問題が生ずる。1日目 現金 2000万 信用 4000万2日目 信用4000万売り 新規建 4000万ここで、おそらく2日目に、4000万建てられないと思います。ブローカーごとに違うと思うけど、おいらが使ってるETRADEの場合、信用新規建ての場合で、成行買いの場合は、STOP高の水準で、成行売りの場合は、STOP安の水準で、注文時点で維持率が計算されるとのこと。2000万を担保に、4000万建てている時点で、次の日に4000万建てて、4000万手仕舞うというオーダーが出せない気がする。だから、現金決済も考えると、2000万現金で、3000万分信用で建てるのがよいかなと。それと、もう一つ気づいたことは、資金量の最もおいしいところがあるんじゃないかってこと。全シグナルをフォローする前提でやるなら、2億ぐらい必要だけど、それだと平常時のパフォーマンスがすこぶる低く、効率がよくない。逆に、1000万とかでやると、大きくドローダウンを食らった場合、その後の復活が難しくなることに加えて、十分な分散がはかれなくなるから、確率的に収束しづらくなる。でも、投資額に対するリターンは高い。で、丁度その間を取って、2000万から5000万程度がベストかと思います。また、トレードによって資金が増えてきたのであれば、100万ずつ仕掛けていたものを、例えば、150万ずつ仕掛けるといった具合に、徐々にポジションサイズを大きくするのが良いと思う。所長!以上、2点ご報告です。!ご意見くださいね。ではでは。