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<河村たかし市長>がん施設の建設凍結へ 11月末に結論
名古屋市の河村たかし市長は18日、複合施設「クオリティライフ21城北」(名古屋市北区)のうち「陽子線がん治療施設」(12年度開院予定)の建設を凍結すると発表した。河村市長は、「陽子線設備を使わないでも名古屋近郊の施設でも治療できるという説もある。10月20日に起工式が迫っており、凍結してから判断したい」と述べ、賛成、反対双方の専門家を集めた市民討論会を開き、11月末に結論を出す考えを示した。 複合施設は、松原武久前市長の掲げた「4大プロジェクト」の一つで、病院やがん治療施設など計4施設からなる。がん治療施設は、放射線の一つである「陽子線」を使った最先端医療の導入を目指す。 市は昨年12月に日立製作所と総額245億円の契約を結び、今年度当初予算に設計費など約5200万円を計上した。市は年間患者700人を採算ラインとしているが、河村市長は事業効果を疑問視し、予防接種や乳がん検診の充実といった予防医療に転換する可能性を示唆した。 事業を中止した場合に違約金や損害賠償金が発生する可能性については「これからの相談」とした。市クオリティライフ21城北推進室は「契約には市側から中止した場合の違約金規定はなく、中止した場合の損害は合理的な範囲で負担することになる」としている。【丸山進】 9月19日2時11分配信 毎日新聞 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
September 23, 2009 10:41:45 PM
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