カテゴリ:ブログ活用法
「人々は自分の周囲半径30センチの中の情報しか、信用しなくなっている」
CNET Japan の佐々木俊尚氏が、「ブログで衝突するビジネスとフェアネスのゆくえ」というエントリーの中で、そう語っています。 ブログの展開力をビジネスに使っていこうとする動きに対しての見解ですが、たしかに「周囲半径30センチ」は、当たっていると思います。 難しく言わずに、「クチコミが大事」っていえば済むような気もしますけど。^^; ただ、それをブログに応用するに当たって、たぶんに策略的・戦略的になっていることが見えてしまうと「ワーキングマザースタイル」事件のように、2チャンネルでボロボロにたたかれるような現象まで起こってしまいます。 ※「ワーキングマザースタイル」は、数千人の読者を持つ何人かのブロガーと共謀して「映画の評論」を書き、「お互いにトラックバック機能を利用して記事を参照することで読者をたらいまわしにした」と2チャンネルで評価されました。 この結果、ブログでどんなに共感を呼ぶような素晴らしい記事を書いたとしても、それが商売でしかないという風に捉えられてしまい、読者離れを加速することに。 ちょっと、「ワーキングマザースタイル」を確認してみました。 確かに立ち上げ当初は、主婦同志の井戸端会議風なコミュニティブログとして人気を博した感もあります。しかし、現状のライターの記事は「売り込み」に走りすぎている感もあります。 書籍の紹介1つとってみても、自慢話に終ってしまってて、ブログの訪問者に対して「どう活用したらいいのか」とか「こんなことに役立ちますよ」と教えてあげる姿勢が見受けられません。 (忙しい、村山らむねさん、ごめんなさい^^;) ページの最下部にある、 当サイトに掲載されている情報は、原則としてスタッフ個々の私的な見解です。ご紹介している商品やサービスのご購入にあたっては、皆さま自身のご判断でお願いいたします。 という注意書きが、「あなたとは、お友達になりたくありません」という意思表示にさえ見えてしまいます。 実際、日々のコメントやトラックバックの数をみると、コミュニティブログとして成立していないことがよくわかります。 「周囲半径30センチ」どころか30キロメートルくらい離れてて、読者の姿を捉えることが出来るのは、サバンナの原住民くらいしかいないでしょう。(笑) ブログは人と人の距離感を縮め、信頼感を育てることのできる媒体(前出の佐々木氏)だけに、ビジネスツールとして応用する場合の「距離のとり方」が問われるのではないでしょうか。 「ワーキングマザースタイル」が失敗しているのは、「最後のつめ」「クロージング」という部分で「売り込んでしまっている」から。 よいコミュニティを立ち上げて、お客さんのほうから「欲しい!」「どこで手に入れるんですか?」「それ、わたしもやってみたい!」といってもらえるようなブログに成長していって欲しいですね。 【参考書籍】 広島の女性起業家:日野佳恵子さんの最新刊 「ファインサイト・マーケティング」 …単に人が集まるコミュニティサイトではなく、企業と顧客を結び付けファンがファンを創り出すサイトをつくるには、何を、どうすればよいのか? 「企業と顧客がWin-Winになる新しいかたち」とは?具体的な事例で示すハー・ストーリィ日野佳恵子さんの最新作。 ※楽天ブックスの最大の欠点は、新刊が掲載されるのが異常に遅いことだ。 スピード!×3を掲げている割には。。。 |HOME|発見と行動の法則|@@みてござる|メルマガ| お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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