夏だ!花火だ!港祭り!! 後編
~前回までのあらすじ~(※参照)7月20日。港祭りに行った私たちは、散々遊び、いよいよメインイベント、花火が始まる時になって、事件が起こるのであった。・:*:・゚'★,。・:*:・'。・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆・:*:・゚'★,。・:*:・'。・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆・:*:・゚'★,。・:*:・'。・:*:・゚'★,。・:*:・゚'夕方になり、人も段々増えてきて、花火を見るため場所取りした所まで戻る前に、屋台で食料を調達しようとした時、気がつくと、雅さんのお友達の、娘ちゃんがいない!どうやら、屋台に行こうとした、ダーリンと、途中で合流した、いつも遊んでもらってる中3の男の子に着いて行こうとして、人ごみに紛れてしまったらしい。あたりは、人の海で、見渡したところで、彼女の姿は見えない。しかも、彼女は携帯を持ってない。とりあえず、高いところから探す作戦に出て、ダーリンたちが、ガードレールに登って、上から見渡すが、小さい彼女は、とても見つけられそうにない。人様の子だし、めちゃめちゃ焦る。真剣にヤバイ、と思い始めたところで、中3の男の子が、高いところから、「一瞬、それらしい子が見えた!!」と言うので、彼が指差す方向に走る。あまりの人ごみで、私は、彼女の姿は全然見えなかったんだけど、とりあえず、人の波の中に突っ込んで行ったら、遠くにピンク色の服が、チラリと見えた。大声で「○○ちゃーん!!」と叫んだら、気づいてくれて、なんとか、無事、確保することができました。良かった~。と思い、絶対にはぐれないように、注意して、屋台で買い物。この頃になると、人の数も半端なく、屋台も長蛇の列。人気の、から揚げなんかは、20メートルくらい並んでいる。子供たちを待たせるは可哀想なので、母と一緒に、先に花火の場所まで行ってもらい、私と、ダーリンと、男の子で買い物することにした。買えそうな物だけ買っていたら、花火が始まってしまった。急いで、母たちがいる場所まで戻ろうとしたら、母から着信。なんと、今度は、雅さんがいないと言う。一人でトイレに行ってしまい、かれこれ20分戻ってこないと・・・。お友達が迷子になった時は、まだ周りも明るかったけど、花火が始まる時間は、当然暗い。さっきより、更に人も増え、益々探すのが困難。私とダーリンで、探しにいくことに。花火が上がっているけれど、それどころじゃない。30分以上歩き回って探したけど、一向に見つからない。血の気は引くし、私が泣きそう。雅さんは、携帯を持っているけど、かけても繋がらない。どうやら、充電が切れたらしい・・・。こんなタイミングで・・・。私は混乱して、パニック状態だけど、ダーリンはいたって冷静。「こっちがパニクッてもしょうがない。落ち着け」と言うけど、そんな冷静でいられない。頭をかすめるのは、最悪なことばかり。こんな人ごみで見つかるわけがない。こんなとこで、生き別れ。。。ほんとに、もぅダメかも・・・と絶望しかかったところで、母から着信。「戻ってきた~」と言う。なんとか自力で、みんなのとこまで戻ってきたらしい。一気に脱力。私たちもみんなが待つ場所に戻ると、雅さんは、泣きじゃくっていた。そりゃそうだろう。40分以上、ずっと迷子だったのだから。ほんと無事で良かった。途中、私の携帯に、知らない番号から着信が入っていた。探すのに夢中だったのと、人ごみと、花火の音で気づかなかった。雅さんが、一人で泣いているのを見つけた、お姉さんが、携帯を貸してくれて、雅さんが私にかけたらしい。その着信に気づいていれば、もっと早く安心させてやれたのに・・・。お姉さんは、しばらく雅さんと一緒に行動してくれたらしかった。世の中、優しい人もいるもんだ。雅さんが、場所を把握できたので、「もう大丈夫」と言って、別れたようだった。戻ってきて、安心したし、残りの時間は花火を楽しんだんだけど、雅さんだけは、ずっと泣いていた。よっぽど怖かったんだろうな。気を取り直して、花火、花火!名古屋港のシンボル、ポートビルとツーショット。2000発の花火は、どれも壮大で、芸術的。ウルトラマンや、イチゴなどの、仕掛け花火。派手な花火が打ち上げられる度に、盛大な拍手と歓声。1時間ちょっとの間、花火は打ち上げられたけど、私たちがちゃんと楽しめたのは、最後の30分くらい。それだけでも、十分に堪能できた。花火が終わり、蛍の光か流れ、みんな会場を後にするが、まさに民族大移動のごとく、人の波。とても動けそうになかったので、しばらく、その場で待機。ちょっと落ち着いたところで、動き出したけど、それでも、エライ混み具合。車が置いてある場所まで、歩いて戻り、車に乗り込んでからも、渋滞に巻き込まれる。港区を出るだけで、30分以上かかった。来る時は、うちから会場まで30分もあれば着いたのに、帰りは、花火が終わったのが8時半なのに、家に着いたのは、11時だった。凄い怖い思いをしたはずの子供たちは、「また行きたーい!」と言っている。大人たちは、ぐったり・・・。でも、事件はあったものの、無事みんな帰ってこれたし、いい思い出になりました。私の感想としては、この混み具合は、万博並み・・・。