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カテゴリ:コーチングとコミュニケーション
実は、今回、ゆこりんがどうしても伝えたかったのは
「自分の望遠鏡を持つのに、遅すぎることはない」ということでした。 ☆。。* ゜☆。。* ゜☆。 その日、私は東京で2泊した出張した帰りだった。 いつもは、電車で一本乗り換えて帰るのだけど 今日は荷物が重いし、たまにはいいかと 乗換駅で降りてタクシーを拾った。 家までおおよそ10分。 私はタクシーに乗るとき、必ず、することがある。 ワンメーターランキングクリック! どうぞ、応援を、よ・ろ・し・く・お願い・し・ま・す(^^;) ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ありがとう! まず、運転手の証明写真を見るのだ。 すると、写真の顔と本人のギャップや 名前の珍しさや、知り合いの人と似ているなど 分かって、なんとなくおもしろい。 次に、運転手の空気を見る。 そこで、機嫌が悪くなさそうであれば、話しかけるのだ。 話の内容はその時々で違うけど、だいたいは時事問題や お天気情報、直近のニュースを教えてくれるので 新聞を読まない私にとって、重宝なのだった。 それに何よりも、気分よく過ごしたい。 たかだか10分、20分だけど、一声二声で ぜんぜん変わる。 それに、ときには、御機嫌な運転手さんもいて、 そのHappyさにつられ、うれしい気持ちで車を降りることもある。 タクシーは、一期一会の楽しさを味わう絶好プレイスなのである。 その日のタクシーの運転手さんは、初老のおじいさん。 チェックの長袖に毛糸のベストを着ていた。 ああ、冷房に負けないように管理しているんだなと思う。 車の中は一日中冷房がガンガンきいているから、 そりゃあ、無理もないだろうし、身体も壊すだろう。 こう話しかけた。 「夏は、冷房がきついでしょう?」 すると、おじいさんは答えた。 「夏もきついけど、冬はもっときついよ。 鼻の穴の中まで、からからに乾いちゃってねえ」 私「そうですか、そりゃあ、大変ですねえ。 何年くらい、乗ってるんですか?」 おじいさん「かれこれ20年かなあ、、、その前は トラックに乗ってたんだよ。」 私「へえー、車関係なんですね。 その前は?」 おじいさん「整備士をしてたんだよ。当時はディーゼルが流行り出したころでね。」 私「もし、車関係の仕事をしていなかったら、何をやってたんでしょうねえ?」 おじいさん「・・・僕はね、小さなころは天文学が好きでね。望遠鏡で、よく空を眺めていたんだよ。 あの向こうに何があるのか、、なんて、よく考えていてね。 でも、僕が18歳で父が亡くなったから、学校どころじゃなくなってねえ。 そのうち、母が身体を壊して、入院費が払えなくてね。仕方ないからトラックに 乗ったんだよ。けっこう、いい金になってね、入院費も払えたんだけど、 病院通いが不便でね、タクシーに変えたんだ。それから、ずっとだね。 僕の人生の半分は、母のために使ったようなものだった・・・ まあ、家族も持てたし、いいけどね。」 私「そうですか。じゃあ、これからは自分のために何かできる 時間なんじゃないですか?」 おじいさん「いや、もう、ねえ、、いいんですよ。別にやりたいこともないしね。」 私「望遠鏡は?」 おじいさん「え?」 私「空は? 久しぶりに見てみたらどうですか?」 そうだねえ、とおじいさんは振り返って、恥ずかしそうに笑ったのだった。 おじいさんは、母親を守ってケアするために、 人生の半分を使ったという。 その人生には、大きな価値があると思う。 おじいさんは、それでよかったんだと思う。 でも。 でも、もしも、、、役目を果たしながら、 ときには望遠鏡を持ちながら生きてこれたら、 人生はもっと違っていたんじゃないのだろうか。 大切なもの、大切な思い、 それはすぐに実利にならないかもしれない。 結果を出すには時間がかかるかもしれない。 それにまして、ままならない状況であきらめたり、 伸ばし伸ばしにしたり、 自信がなくて取りかかれなかったり 運命かもと俯瞰したり、 夢をなんとなく、いつのまにかあきらめてしまう。 けれど、 夢はそこにいます。 例え、いくつになっても、 観点をちょっと変えるだけで、 つかめなかった夢は 私たちが、つかんでくれることを、そこで待っています。 きっと。 ☆。。* ゜☆。。* ゜☆。 あなたの望遠鏡は、なんですか? 今持っているものは、本当に欲しかったものですか? ★ 今日も、このブログを見てくださって、ありがとうございます! 参考になったと思ったら ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 応援クリック、ありがとう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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