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カテゴリ:コーチングとコミュニケーション
前回はコーチとクライアントの間に ミスコミュニケーションが起こる 理由についてお話をしました。 >>参照【自信を持つために失敗を使う】No.136 それには、大きく分けると2つの理由が。 それは 1)コーチとクライアントの間にラポールが少ない 2)クライアントがコーチングのポジションにいない その、どちらかってこと。 ちなみにラポールとは、相互に信頼し合い、安心して 感情の交流を行える関係が成立している状態。 ラポールがあるとないとでは、人間関係大違い、 天と地の差が生まれてしまうのです。 そこで今回は 【コーチが、クライアントとラポールをとる方法】 についてお話しますね。 ● ラポールを創るスキル(技法) このラポール、実は ある程度、技法で意図的に作ることができます。 なぜならば、ラポールが作られる条件はどちらか。 それは、圧倒的であること。 または、親近感があること。 今日はまず、圧倒的であることについてお話します。 ま、実際、使ってほしくないスキルなんですけどね(^^; ●ストックホルムシンドローム ストックホルムの銀行にあるとき、 強盗団が押し入りました。 強盗団は、銀行にいたお客さんたちと 銀行員を人質にとりました。 そして、1週間立てこもったんです。 事件発生から一週間後に、警官隊が突入 しましたが、人質たちは喜ぶどころか、 突入した警官隊を妨害しました。 そして、犯人たちが逃げられるように 手助けをしたんです。 その後も、人質だった人たちはテレビの インタビューなどで、犯人をかばいました。 警察を批判するような事まで、言い続けました。 事件から1年たち、人質だった女性と捕まった 犯人の一人が獄中結婚しました。 このことが報道され、この事件は長く歴史に 残ることとなったのです。 ●圧倒的な力にラポールは発動する 犯人と獄中結婚? ありえね~!! 叫んでしまう天海ですが、 このように被害者が加害者と、 生存や恐怖における時間や場所を 共有すること。 それにより、特別な好意や依存感情を 抱く状態を、ストックホルムシンドロームと 呼びます。 強盗団による人質事件、そこにあったのは 圧倒的な強者と弱者の関係。 このようにラポールは、【圧倒的】な関係の 中でも、生まれるのでした。。。 そうそう、 圧倒的なラポール作りの名人といえば、 ヒットラー。 彼はドイツ国民、特に女性のアイドル的存在 だったそうですよ。 ありえね~×2! でも、残念ながら事実。 ラポールは、それだけ強烈なんです。 とはいえ、【圧倒的】に特に暴力的に ラポールを作った方の大半は、 【圧倒的】に後々嫌われています。 ですので、良い結末を迎えることはできません。 なので、というかもちろん、 ここはベーシックに【親近感】から 創っていくことをお勧めします。 実は、【親近感】というのは言葉を代えるなら 共通性のこと。 人は共通性のある方により、安心を抱き 親近感を持つもの。 だから、例えば、 同じ言葉を使う、 同じ持ち物を持つ、 同じ仕草、 同じ姿勢、 同じ息づかい、 同じ趣味、 同じように考えてみる、など さまざまな言動をあえて、 意図的に相手に合わせてみる。 その中で必ず、ヒットすることがあるはず。 もちろん、さりげなくですよ。 そこが一番の訓練だったりして(^^ このように、 ラポールはある程度、技法で意図的に 作ることができますが、 いちばん肝心なこと、それは 最後に伝わるのは、やっぱり本当の思いってこと。 相手を思う,ホントの気持ち それは技法じゃ作れませんもんね(^^ さあ、それでは 次は コーチングが機能しない理由のもうひとつ、 【クライアントがコーチングのポジションにいない】 についてお話しします。 ☆この文章は 「人生を変える☆しあわせ成功講座」から転載しています。 購読すると『あなたにもできる!しあわせ成功セルフキット』と 幸せ成功の法則コラムをGET! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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