2004/07/29(木)22:32
「セイブ・ザ・ワールド」 (2003) 鑑賞
"THE IN-LAWS"
監督・・・アンドリュー・フレミング
主題歌・・・ポール・マッカートニー
出演・・・マイケル・ダグラス、アルバート・ブルックス、ロビン・タニー、ライアン・レイノルズ、キャンディス・バーゲン、デヴィッド・スーシェ、他。
・物語序盤・
スティーヴ・トバイアスは、表向きはコピー機の営業マン。
だがその正体は、極秘のCIA潜入捜査官であった。
今回の任務は密売組織壊滅の為、武器密輸のブローカーになりすまし、ロシア系マフィアと原潜"オルガ"密売の契約を成立させる事。
突然現れた警察の追跡もかわして、まんまと契約を取り付けたスティーヴだが、もう一つプライベートで大切な問題を抱えていた。
独り息子マークの結婚が迫っているのである。
相手のメリッサは感じの良い女性だが、その父親で足の専門医ぶあるジェリーは神経質な性格だった。
勿論、自分がCIA捜査官である事は極秘なので、家族の顔合わせでは普通のサラリーマンを演じるスティーヴ。
しかし顔合わせの会食中、任務に絡むトラブルに巻き込まれ、その現場をジェリーに目撃されてしまう。
スティーブを危険人物と誤解したジェリーは、大事な娘を危ない家族のいる男となど結婚させられないと、破談を宣言するのだった…。
ピーター・フォークとアラン・アーキン共演の「あきれたあきれた大作戦」(1979・原題は同じ)のリメイク作品です。
前作は未見ですが、コメディー路線は同じですね。
微妙というか普通というか、あまり印象に残るものが無い映画でした。
一応コメディーらしいのですが、たまにフフッと笑える程度で、抱腹絶倒と書いてあるチラシは誇大広告ですよ。
マイケル・ダグラスは大作の時よりも、自由奔放で楽しそうな表情をしていたので、こういうB級アクションコメディー路線が案外好きなのかもしれませんね。
アルバート・ブルックスの生真面目な医師とのコンビもなかなか良かったです。
ただ展開として、どうして嫁の父親を危険な任務に巻き込むのかが理解できませんでした。
コメディーだから、と片付けられてしまえばそれまでですが…。
主題歌が「007死ぬのは奴らだ」のテーマ曲であったり、他のBGMも60~70年代の名曲が並んでいるそうなのですが、無知な私は良く判りませんでした…。
多分アメリカでは有名な往年の歌手も、ご本人が登場して歌を披露していましたが、これもスターなんだろうなぁという程度で。浅学で恐縮です。
俳優では、名探偵ポアロでポアロ役を演じていたデヴィッド・スーシェがホモの悪役で出ていました(笑)。
一瞬、「似てるなぁ、でも別人よね。」と思ってしまいましたが、見事に本人…。あらら。
ロビン・タニーも何だか悪役でしたね。
私の後ろに座っていた実年世代のご夫妻は、面白かったと話していたので、悪い作品ではなかったのだと思います。
無難に楽しめる、こじんまりした娯楽作品をご覧になりたい方に。