小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載した、国産H2Aロケット26号機が3日午後、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。
はやぶさ2は午後3時すぎに太平洋の約900キロ上空で正常に分離され、打ち上げは成功した。
はやぶさ2は6年、50億キロの挑戦に旅立った。
めざす小惑星には2018年に到着する予定。
着陸して石を採取し、東京五輪が開かれる20年に地球へ帰ってくる計画だ。
種子島はこの日朝、ぱらついていた雨もあがり、雲間から日が差す穏やかな天気になった。
午後1時22分4秒。秒読みがゼロになると、H2Aは爆音と鋭い光を放ちながら発射場を離れた。
機体を傾けながら方向を変え、白い煙をなびかせながら東の空へと上昇した。