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テーマ:お勧めの一冊(464)
カテゴリ:か行-作家
出版社: 幻冬舎 (1997/01) 舞台は木枯しの吹く群馬県前橋市。(文中は舞橋市となっている) ケンカっ早い仙波は百科事典を売る為ドサ回りをしている。 ある日、いつも行っている出張先で贔屓にしているビジネスホテルの主人に「タイ人の女を匿ってくれ」と頼まれる。<アジアの星>というボランティア団体に入っている娘が引き継ぎに来るまでの間だという。 随分色んな人にはからってもらって辞典を売ってもらっただけに断りきれない仙波であった。 <アジアの星>とは出稼ぎの女性専門の緊急避難を助ける組織である。 埼玉の同組織を利用し最終九州まで逃がす予定だという。 帰って来るはずの娘は帰ってこず、結局逃亡の手伝いをさせられるはめになる。 だが、行けど行けど結局元の場所に戻されてしまう。振り出しに戻る。 しかし、タイ人女性はのん気なもので「マイ・ペン・ライ、マイ・ペン・ライ」と言う。どうやら意味は<のんびり行こう、心配ない、何とかなるさ>って感じらしい。 明日は明日の風が吹く、明日は野となれ山となれ、の精神で2人はのりきれるのか・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 15, 2007 11:19:00 AM
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