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テーマ:お勧めの一冊(464)
カテゴリ:東野圭吾
出版社: 文藝春秋 (2003/08) ★★★★★ 再読。 湯川教授が活躍するガリレオシリーズ第2弾。 前回よりも色濃くなった、霊絡みの事件が多いオカルトミステリー短編集。 ●夢想る 子供の頃に夢を見た女の子「モリサキエミ」と同じ名前の女子高生のストーカーをしていた男は、とうとう彼女の2階の部屋に忍び込んだ。だが、それに気付いた母親が猟銃を持ち出し発砲。男には当たらなかったが、男は逃走中に人を轢いた。 人形の名前、不倫、正当防衛…。 ●霊視る 猫と留守番、幽霊の目撃談、手首の傷、事故現場の写真、脅迫、ステレオのスピーカーが発する雑音「ガリ」から湯川が殺人事件を推理したものとは…。 ●騒霊る 一人暮らしのお婆さんを訪ねた後に行方不明になった男がいた。 そのお婆さんは亡くなっており、親戚の男女とその友人4人が住みこんでいた。 夜の8時になると全員でどこかへ出掛けていくのは何故か。 その家はポルターガースト現象を起こしていた。 その原因とは…。 ●絞殺る 以前貸していた金を返してもらえると言い、外出した男がホテルの一室で絞殺された。部屋には何やら焦げたような跡もあった。 その男の妻のアリバイがないことに目を付けた草薙刑事。 アーチェリーの弦、火の玉、保険金詐欺が絡んだ事件。 ●予知る 浮気相手の女が、女房と別れないことに業を煮やし、とうとう目の前のマンションに引っ越してきた。 友人が食事に訪れている最中に電話を掛けてきて「今すぐ奥さんに私達のことを話して!そうじゃないと死ぬから!」といい、実際にベランダで彼女は首を吊った・・・。 事件の2日前にも同じ女性が首吊りをするところを見たという少女も現れ・・・。 パイプハンガー、ER流体が絡んだ事件。 予知夢 探偵ガリレオシリーズ (文芸春秋) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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