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カテゴリ:小池真理子
出版社: 集英社 (1995/4/13) 「アイツさえいなければ…」 邪魔者、厄介者をなんとかしようとする人たちを題材にした短編集でした。 ◎菩薩のような女 交通事故で車いす生活になってしまった医者の父は、以前に増して口うるさくなった。 「父なんか死んでしまえばいい」と姉妹たちが思っているとそれが現実になってしまった。 父一人で留守番をしていた際に屋敷で火災が発生し… ◎転落 「ひき逃げ」という秘密を共有している不倫相手の女がマンションから飛び降り自殺をした。 何か書き残していないかどうか男は慌て…。 ◎男喰いの女 親子そろって亭主に二度三度と死なれている弟の嫁。 隣に住んでいる姉の愛犬が死に、猫のせいで乳児までもが…。 ◎妻の女友達 役所勤めの夫と妻に3歳の娘がいる、ごく普通の家族に疫病神が現れた。 妻の同級生だというアメリカ帰りのその女は、週に一回家政婦として妻に来てほしいという。 その約束はだんだんエスカレートしていき…。 ◎間違った死に場所 政治家を目指す男に囲われていた女はとうとうその男を殺してしまう。 男の妻公認の2号さんだったので、殺してしまった報告をすると、遺言の関係で死体は自宅に移すからまだ警察には電話をしないように言われ…。 ◎セ・フィニ―終幕 主役の座を獲得する為に利用した年上の女優。 やがて邪魔になって完全犯罪を試みるが…。
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Last updated
November 2, 2010 09:36:01 AM
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