2008/01/25(金)18:49
中学校での授業終わる
市内中学校での授業はとても楽しかった。
何を話そうかとそれなりに準備をしていたのだが、やはり3割くらいしか話せなかった。
しかし後半の中学生との質疑応答で鋭い質問を多くいただき、考えていることをお伝えすることができたように思う。
先日の東京出張でお会いした大学生もそうだったが、環境問題への関心が今の若い人は高い。「地球温暖化」などの言葉を見聞きしない日はないからだろうとも思う。
私は「環境」という漠然とした「問題」を大きな話としてするのは苦手だ。日常生活で気を使っていることを紹介する。ここでも取り上げたことのある「地産地消」である。
アメリカ産ブロッコリー98円と国産ブロッコリー198円があったら、国産の198円を買うということ。自分の財布から100円多く出すことになるが、98円の背後にはアメリカからの輸送コスト、それに伴う環境負荷があるからだ。
国内の食糧自給率の低さを考えると、国内の生産者を少しでも応援したいという気持ちもある。
いつ自然への関心が起きたのかという質問で、自分のこれまでを振り返って考えることとなった。新潟を出て東京で暮らしていた時の、何となく感じた落ち着かない気持ち。35歳でUターンした時に気が付いた新潟の自然の豊かさ、美しい景色。
山に囲まれた町で毎日見ていた景色が、知らず知らずに沁み込んでいたのかもしれない。故郷の風景に郷愁を感じて帰ってきたわけではけしてないのだが、この風景の中で暮らすことが今は喜びとなっている。
一言も触れなかったのにアウトドアの仕事のリスクについて質問してくれた生徒もいた。
山に何を感じるかという、「難解」な質問も出た。
「ねぎぼうず」とどうして名付けたのか、というのは常に出る質問。そして年々ネギボウズを見たことのない人が増えていく。
話を聞いてくれた生徒さんたち、本当にありがとう。
いい機会を与えてくださった先生に感謝申し上げます。