木の実拾い 追記
「栃の実とブナの実を集めて、おうちに帰ってから植木鉢で育て、苗木をリブランの森へ植えます。みんなが植えた木には、みんなの名前をつけます。大事に大事に育てます。みんなの子どもたちが、大きくなった木で遊べるでしょう。」木が大きくなっている頃には、きっとこの世にはいないだろうけれど、おじさん・おばさんたちも子どもたちと一緒になって木の実拾いをした。木の実拾いと言うのは、大変に楽しい。縄文人時代の血が騒ぐのか、木の下にしゃがんで夢中になって袋を満たそうとする。ブナの実が大変においしいということも初めて知る。蕎麦の実に似た三角錐に近い形で、甘みがある。動物たちが好きな気持ちがわかる。今年は7年に1度の「ブナのなり年」らしく、どの木にもたわわに実がついている。ブナだけでなく、栃の実も、山葡萄も、梨も枝が重そうに垂れるほどの豊作だ。雨の笹ヶ峰牧場(標高1300m)を歩き、たくさんの木の実を拾い、秋の恵みを味わった。雨宿りをさせていただいた京大ヒュッテで、ここに書き込みをしてくださる「京大ヒュッテさん」にもお会いできた。想像していた通りの方だった。お世話になりました。【今日味わった秋の恵み】・ブナ・・・・ナッツ系で、豊かな油分と仄かな甘み。かりっとしている。・サル梨・・・キウイフルーツを凝縮した味。・野生の梨・・渋みと果肉の繊維のもさもさ感があるものの、果汁が仄かに甘く、食後はさっぱりとしている。・山葡萄・あけび・クレソン・栗